令和6年6月度 定例議会 一般質問
議席番号30番、栗原信司でございます。 発言通告書に基づきまして、令和6年6月度定例議会における市政に関 する一般質問を行わせて頂きます。 さて、誠に勝手ながら恒例とさせて頂いておりますが、6月6日、今日、 この日は何の日かご存知でしょうか。 ネットで調べた所、スウェーデンの建国記念日、とか日本的には古来か らおけいこの日とされていて、習い事を始めるのに6月6日から始める と上達すると言われているようです。と言うことは、今日の答弁次第で 市政が大きく進化するかもしれません。 大きな期待をこめて大きく4点にわたり取り上げさせて頂きます。梅雨 入り目前の鬱陶しさを払いのけるカラッとした御答弁を宜しくお願いし ます。 1点目に.施行20周年の迎え方について 春日部市は明年新市施行20年目の佳節を迎えます。 すでに準備を始めてるのではと思う所ですが。 大きな節目を迎えることから官民一丸となって祝賀ムードを醸し出した いと願うところです。 全市を挙げ、全市民を巻き込むようなイメージでお祝いし、未来に向け、 新たな出発の年となるよう、そして市民の皆様の記憶に永遠に残るよう な祝賀行事を検討するべきとの観点で市の取組をお伺いいたします。 まずは基本的な考え方、いつからいつまでを記念事業とするのかどうい った取組を目指すのか現時点でのお考えをお伺いします。 1-2 先日も、議会改革特別委員会を中心に高校生の皆さまと意見交換、交流 の機会を得ましたが、住民票こそ無い高校生の方も市内の高校に通う意 味では、春日部市に関して想像以上に大きな関心をもっておりました。 そう言う意味では、1人でも多くの市民参加、1人でも多くの市内に通 勤、通学する方などにも何かしら参加して貰えるような機会を与えては どうかと思いますがこの辺はどう考えておりますか 1-3 平成27年、市が新・春日部市施行10周年を迎えた時にはこれを記念 し、親善大使のあえかさんを中心に市内の小中学生に協力して貰って、 春日部の思い出を語って貰い、詩情溢れる「春日部市の歌」として心の 空が作成されました。 同様に多くの市民が楽しく巻き込まれると良いなと期待し、次に同じく 近隣市町とも連携出来ないものかということで、お伺いします。 例えば新庁舎のオープニングや藤まつりなどでも来賓の方は多く見えま すが、一日限りの何かのイベントにお招きするのは言うまでもないこと かなと思いますが、20年前の当時合併による新市誕生したのは地域沿 線では大変限られた市町でもありますので、ここは未来を見据えて、近 隣市町との連携を深めるような取組を期待したいことから、是非ご検討 をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか 1-4 多くの市民が集まったり、近隣市町からもお祝いに駆け付けてくれたと きに、心配なのが天候です。 春日部市民の日は10月1日と言うことで台風シーズンでもあります。 先の読めない、想定外ともいえる気候の変化を抑えることは困難です。 今年の藤まつりや大凧マラソンでも大変な暑さでした。 また、大凧上げ祭りでは3日は弱いぐらいの風だったものの5日には風 が強すぎて大凧揚げが中止になるような事態に追い込まれました。 しかし、大凧上げ祭りは1日のみのイベントではなく二日間に亘ること から、どちらかに運が味方するようなことになりますので、そんなこと を考えると屋外屋内の複数回のイベントを企画することも大事なのかな と、20周年との佳節を迎えることは二度と無いことから、この辺も種 々加味してほしいところですが、いかがでしょうか。 天気に左右されないイベントの考え方についてお伺いします。 1-5 市民の皆さまのご理解とご協力という意味では、予算的な財源措置の協 力も欠かせないかなと思います。 本庁舎落成へ向けた祝賀行事の一環ともいえるクラウドファンディング も再び実施するべきと思うところですが、仮に実施した場合の返礼方法 はどうなるのでしょうか。返礼品として現物を考えるのか、記録的な名 簿にするのか、それとも想い出にも記憶にも記録にも残るような取組に ついてお伺いします。 1-6 さらに具体的には、市政施行20周年を祝う、ロゴマークの作成、ライ トアップ事業、仮称中央第一公園に桜の花の植樹などはいかがでしょう か。 町のシンボルを新たに考えるべきではと思いますがいかがでしょうか 1-7 先日、東京都庁がマスコミを賑わしていました。 これはゴジラの生誕70周年を記念したコラボイベントとお聞きしまし た。 東京都では億単位での制作費となったようなので、さすがに春日部市で は同様に真似することも出来るはずもないのは重々承知ですが、春日部 市ではクレヨンしんちゃんが1990年に連載開始されましたので、明 年で34年とゴジラの人生のおよそ半分ですから、35周年事業がある かどうか不明ですが、その前哨戦的な意味合いで、市政20周年とのコ ラボ企画で双葉社さんにお願いして、市役所を使ったプロジェクション マッピングとは言いませんが、プロジェクションマッピング的なものを を10月1日前後の1週間行うなどの企画はいかがでしょうか。 また、4月には藤まつり、5月には大凧上げ祭り、7月8月は夏祭りが 続き、10月11月は産業祭、農業祭、商工まつりと続き、6月と9月 は大きなイベントもないことから、たとえばですが、それぞれ議会終了 後に議会と執行部、職員を中心に市民を巻き込んだ、仮装大会とか阿波 踊りなど是非とも前向きに検討して頂きたいと思うところです。 これは要望ということで結構ですが、是非前向きにこういう事業をご検 討頂くことを要望して次の質問に移ります。 2.解体予定の公共施設を活用した救助訓練について 能登半島大地震など大災害が頻発しています。 備えはとても重要です。 今までにも、夜間避難訓練、ペット同行避難訓練、着衣水難訓練と提案 し、担当部局のご理解を頂き、様々実施させて頂きました。 同様に、解体予定の公共施設を利用した救助訓練についても平成28年 9月議会で取り上げさせて頂きました。 その際には解体施設を利用した救助訓練の以外の通常行われている訓練 内容の説明も頂きました。 消防本部の敷地内の訓練室を活用し計画的に訓練を実施。 たとえば、一般建物等からの出火を想定し、逃げおくれた人の救出や消 火活動等を行う火災対応訓練、地上8階建ての訓練塔を活用した、はし ご車、救助工作車等による中高層火災対応訓練、さらには廃車車両を使 用しての交通事故対応訓練等を実施しているとありました。 江戸川や古利根川などの河川を利用した潜水士による技術向上訓練、舟 艇を活用した水難救助訓練、救急の分野として、救急救命士、救急隊員 による高度救命処置用資機材を活用した、救急シミュレーション訓練な どを実施しているとのことでした。 その他にも、一度に多数の傷病者が発生した場合を想定した救急活動連 携訓練。 その他、大規模な災害等が発生した場合、他市の消防を初め各関係機関 との連携、強化を目的とした緊急消防援助隊合同訓練、埼玉県特別機動 援助隊合同訓練、さらに九都県市合同防災訓練といった大規模訓練、ま た、本市において大規模災害が発生した際に、県内外からの応援隊を円 滑に受け入れるための受援訓練などがあり、災害時において安全、確実、 迅速に対応することができるよう日々実践的な訓練を実施しているとあ りました。 同じく平成30年9月議会でも同様の質問をさせて頂きましたが、旧市 立病院での訓練では、そもそも病院という立て付けというか様々な薬剤 などを扱う建物なのでその影響があるかどうか、などの調査も必要とい うことで、実現するのには少々時間がかかってしまいました。 まずはこの際の総括についてお伺いします。 2-2 解体施設を活用した訓練は現場に近い環境で様々な知識や技術の向上に 繋がり、実りある訓練だったとの事でした。 さて、旧本庁舎では病院とは違いますので薬剤などの心配もなくさらに は、本年度、来年度で解体が予定されていることから既に計画もされて るのかなと思うところですが、訓練実施にむけた計画についてお伺いし ます。 2-3 破壊を伴わない訓練と、破壊を伴う訓練を行うと言うことで価値的な取 組がされるようです。素晴らしいなと思うところです。 次に昨今、頻発する大災害から学ぶべきことは多いかと思いますが、特 に今回の解体予定の公共施設は本庁舎であり、いわゆる旧市役所です。 本来なら、災害対策本部ともなるべき本庁舎が災害に巻き込まれたとイ メージできることからどういう救助訓練が想定されますでしょうか 2-4 本来なら数百人が働いているであろう市役所を想定すると確かにトリア ージとか、適切な救急搬送訓練などが想定されるということでした。 さて、旧市立病院につきましては、300以上の病床を持っていた病院 であることから、土壌汚染対策法第3条に定める有害物質使用特定施設 に該当し、土壌汚染による影響が不明ということなど諸条件が重なり、 近くで見学することは叶いませんでした。 今回は旧本庁舎ということで病院跡地とは条件も変わることから見学は 可能では、と思う所ですがいかがしょうか。 心配な場合は例えばドローンを活用した訓練風景の生配信などはできな いものでしょうか。 2-5 見学を可能にする方向ということ、ドローンなどの活用も検討して頂け そうなので期待させて頂きます。 見学したくても仕事など日程調整がつかない場合も後日、録画等で拝見 できればと思うところです。 また、先ほどもありましたが、近隣他市との連携訓練も大災害を想定す ると有効な訓練になるとのことでした。 そこで今回はどういう場面を想定できるでしょうか 2-6 他市との連携も視野にいれた訓練を念頭に検討して頂けるとのことでし たので安全無事故で有意義な訓練となることを要望して次の質問に移り ます。 3.公用車・EVカーシェアの導入について、取り上げさせて頂きます が、昨日、同様趣旨の質問が伊藤議員からもありましたので、少し観点 を変え、また少し細かい点も含めて2,3確認の意味を込めてお伺いし てまいりたいと思います。 さて、想定以上に加速度を上げている地球温暖化に対して、人類の出来 ることは限られているのは充分に認識しているところですが、それでも なにか出来ることはあるのではないかといつも思う所です。 過去にもささやかな取組ではありますが、打ち水キャンペーンで市民の 意識を盛り上げようと提案させて頂いたり、7月7日のクールアースデ ーも市民に呼びかけることで、官民一体となったとりくみが大事ではな いかとお訴えしてきたところです。 たとえ、わずかな時間でも照明を落とすことで、電気の使用量を減らす ことなど行政が率先して範を示すべきと訴えたりしたところです。 現在、市は、事務事業から排出される温室効果ガス排出量削減に向け、 平成30年3月に策定した「春日部市役所が取り組む地球温暖化対策実 行計画」に基づき対策を進めています。 その対策の重点推進事項の1つが、環境負荷の少ない移動手段への転換 を推進することを目的とする、庁内に公用車エコ化プロジェクトチーム をたちあげました。 この中で検討を重ね、平成31年3月に、基本的な方針が策定されまし た。 そこで、まずはじめに、脱炭素社会の実現に向け、公用車におけるEV 車両の導入は予定通り進んでいるのかお伺いします。 特に昨年とか一昨年は半導体が大きく不足して車の導入ができないとの 社会現象もあったりしますので確認させて頂きます。 3-2 答弁では現在は10%程度で、令和10年度までに20%以上の導入を 目指すということでした。 これはEVの導入計画における20%以上という点において、ある意味 計画通りとも言えますが、ゼロカーボンシティを目指すためには、たと えば30%とかあるいは40%に引き上げるべきではないかと思います がいかがでしょうか。 3-3 公用車の運用の効率化により、導入率をあげたいとのことでした。 しかし、春日部市は令和3年3月に沿線の市町の中で、いち早くゼロカ ーボンシティ宣言をされたこともあり、計画を前倒しをすることを要望 します。 では、現在、市が所有しているEV車両の利用状況について確認させて 頂きますが、土日などの閉庁日や夜間など閉庁時間などの稼働状況はど うなっているのかお伺いします。 3-4 答弁ではイベントなどでの利用はあるもののほぼほぼ利用はしていない とのことでした。 そこで、これら市の所有する公用車EVを閉庁日や閉庁時間にカーシェ アして、一般市民に貸し出すことは、ゼロカーボンシティを目指す春日 部としては有効な取組と考えます。市の考えをお伺いします。 3-5 答弁では、今後は本市にあった形でのカーシェアリングを検討して頂け るようなので、大きく期待させて頂きます。 また、先進事例として他市でもいち早く取り組んでいるところもあるこ とから、一般市民への貸出をできるようなリース契約や、他市のように カーシェアリングを行っている民間事業者とタイアップして、カーシェ アを行ったり、また、公用車の利用に関して部署別に稼動時間を精査し、 たとえば、タイムズ社に限りませんが、短時間での使用が可能なリース 車を公用車がわりに使う事で、公用車の削減に繋がることも想定出来て、 経済的にも有効な手段を思われることから、是非、ご検討を頂くことを 要望して次の質問に移ります。 4.浸水対策について ゲリラ豪雨という言葉は1968年の読売新聞に使用されたとありまし た。 まだその頃はゲリラ豪雨と言うより、大雨と言えば台風が目立つ頃でし た。 しかし、天気予報でも予想がつかない想定出来ない急な大雨がさしずめ ゲリラのようなことから、ゲリラ豪雨との使い方が始まったようです。 そして2000年代に入ると頻発するようになり、大自然を相手にして 被害をゼロに抑えることは難しいことではありますが、少しずつ対策が 進んできましたが、それにしても未だ悩ましい被害が続いています。 市では100㍉安心プランや河川や水路、雨水貯留施設、ポンプの整備 や大規模なしゅんせつなど、浸水対策の取り組みを行っているものの毎 年のように浸水被害をうける市民のみなさまのご心痛は並大抵ではあり ません。 そこで、まずゲリラ豪雨という言葉が定着してから、市が行ってきた浸 水対策で、近年においては具体的にどんなことを行ってきたのか、それ によって、被害の軽減は図られたかどうか、代表的なもので結構ですの で、お伺いします。 4-2 さまざまな取組をする中、浸水対策が少しずつ進んでいるように見える 反面、相手は大自然ですから中々ハッキリとわかる効果は微妙な所です。 そのため、我が身、我が家を浸水被害から守るために宅地内に入り込ん だ雨水対策として宅地内に設置された下水用のマンホールの蓋を開けて しまう市民の方がおられ、公共下水道に雨水が流入してしまうことにつ いて、市の認識をお伺いします。 4-3 これは大変に危険な行為でもあり、対策が必要かと思いますが、市とし ての取組をお伺いします。 4-4 今後は、埼玉県が主体となって、関係市町と協力体制を取り侵入水対策 を行うと言うことなので、最後は要望となりますが、先ほど情報発信に 努めてくれるともありましたので、まずはその効果に期待をさせて頂き、 一般質問を終えます。 |