議席番号30番 栗原信司でございます。 令和5年3月定例議会における市政に関する一般質問を発言通告書に 基づき、行ってまいります。 さて、3月14日、今日この日は。今日は封印します。 1.教育問題として @学校プールについてAタブレット端末への充電問題についてB主張 プラネタリム授業の開催について、と3点について順次お伺いします。 @始めに屋内型で通年使える温水型学校プールの早期実現について 小・中学校のトイレの洋式化や災害時には避難所となる体育館のエア コンの設置もどちらも令和7年度を目途に順調に事業が進んでおり高 く評価させて頂きたいと思います。 今後の学校施設に関する急務の課題は昨年来お訴えをさせて頂いてい る、老朽化した学校プールの問題です。9月議会での鈴木議員の一般 質問にはじまり12月にも引き続き取り上げさせて頂きました。 市としては「学校プールの効率的利用に関する方針(案)」に基づき、 学校教育を優先した温水プールを整備し、しかも平日夜間、土日など 授業がない時間帯には市民の皆様も利用できる方向で検討を進めると 答弁を頂きました。 一刻も早く早期実現にむけて取り組んで頂きたいところです。先日、 この事業に関するパブリックコメントを実施したようなので、まずは この事業に関する市民の声はいかがだったのでしょうか、市民の声と、 その声を受けて、改めて今後の進め方と令和5年度の取り組みについ てお伺いします。 1−2 市民の声は多くが賛同の声だったようで、背中を押してくれたと言う ところでしょうか。 そこで今議会に提出された予算案にも、事業の前進に向けて検討する べく予算が組み込まれています。いよいよ機運は熟してきたとさらに 加速度を上げて取り組んで欲しいところです。 整備する場所なども具体的に取り組む事になるかなと思いますが、候 補地の選定方針、設置する施設数はどのくらいを想定するのか、これ らを検討する際の考え方や進め方についてお伺いします。 1−3 理想を言えばキリがありませんが、できれば市内東西南北4箇所ぐら いを目指して欲しいところです。 しかし、いかんせん、設置運営には多額の費用がかかることから昨年 末の議会では、PFIをはじめ民間活力の導入も視野に入れ検討する ともありました。 我々としても国や県など考え得る財源的なものを一例としていくつか お示しをさせて頂きました。 国の交付金や有利な地方債の活用など検討して頂けましたでしょうか。 1−4 その際にも申し上げましたが、恐らくは限られた業者が全国展開を始 めることも想定されることから一刻も早く計画を進めるべきと事業の 前倒しにむけて要望させて頂きましたが、現時点での進捗状況につい てお伺いします。 1−5 市のマネジメント的な意味合いからも他地域のモデル事業となること を要望して次の質問に移らせて頂きます。 1−6 教育問題2点目として A学校タブレットの充電に関して、現場からの声をお届けさせて頂き ます。 教育委員会のお耳にも届いて居るかもしれませんが、GIGAスクー ル構想に付随したものです。 全国的な国の施策に従い、市としても児童生徒達に一人一台のタブレ ット端末を持たせることになりました。これ自体は問題はないところ です。 小さな問題かなと思えるのは、このタブレット機器の充電方法です。 1つずつなら大きな電力はいりませんが、流石に10台、20台、5 0台、100台、500台と学校の規模によっては莫大な電力量を必 要とすることになります。そのために、充電しきれない場合とか、充 電のために人が必要になるとか、という問題が発生するとこのことで した。 現実にこういった問題は起きているのか、心配はないのか、授業に影 響は出ていないのかでているのか、この辺をお伺いします。 1−7 タブレット端末の充電問題については、トラブルは起きていないよう なので、今後も順調に授業が進むことを期待して、次にB出張プラネ タリウム授業を取り上げさせて頂きます。 つい先月も5万年ぶりの彗星が出現したり、国際宇宙ステーションに 約5カ月間滞在、59歳という国内最年長記録にもなった宇宙飛行士 の若田光一さんが無事に地球に生還したり、大きな夢というか、壮大 な宇宙のロマンを垣間見る思いです。 さて、自然科学や天文学などに児童生徒達の関心を向けたり、心豊か な教育が身近なところで出来る出張プラネタリウム事業が全国各地で 取り組まれています。夢を育む事業です。 春日部市としても未来を育む子ども達に気楽に星空を見せることがで きるこの取組ができないものかお伺いします。 1−9 各学校へ情報提供をして頂けると言うことなので、ここは小さく要望 のみと指せて頂きます。 好奇心旺盛な子ども達には実験とか、体験学習はとにもかくにも大切 な取り組みと思います。 春日部市内で肉眼で確認できる星の数は本当にわずかになってきまし た。 そこで、せめて様々なハードやソフトを駆使して幼い子ども達に壮大 な大宇宙のロマンを感じる入口へ入って頂けるような市の取組をお願 いして次の質問に移ります。 2.大沼公園の整備に関して、アートな空間、公園リニューアルにつ いて 今議会でも大沼公園でのリニューアル事業に大きな関心の目が寄せら れてるところですが、実はこの話題の以前に市民から寄せられた複数 件の苦情がありました。 大沼公園というそのネーミングから市民にも当然一般開放されてると 思い、何の心配もすることもなくご家族で公園内にはいり、芝生広場 付近に人が居ないことを確認して親子でキャッチボールしたり、家族 で遊んでいたそうです。 すると見知らぬ人から、ここは勝手に遊んではいけない、使う場合に はルールがあるので確認して欲しいと怒られてしまったというもので す。 そこで早速、公園緑地課の皆様とご相談したところ、ここはスポーツ 推進課と、具体的には指定管理者による管理下にあり、しかも市民プ ールが廃止される際に近隣の方と何か約束事のようなことを打合せさ れたことにより、これを知らない一般市民は不自由を強いられるよう です。 そこへこの度の大沼公園のリニューアルの話も出てきたことから改め て取り上げて指せて頂きました。 まずはこの市民プール廃止後の芝生広場の利用方法についてお伺いし ます。 2−2 実は個人的には大沼公園は運動も出来る憩いの場としての大きな公園 というイメージを勝手に作り上げております。 それと話は変わりますが、市内には沢山の彫刻があり、彫刻の町、春 日部としての観光資源にもなっていますが、これらの彫刻はあまりに も点在してる感じで、大切な文化芸術の中心的な存在でもある反面、 観光資源とは言えないような思いがあります。 そこで、市民プールが廃止になって暫定的に芝生の広場となっている こと、それも一般市民が様々な規制というか、自由に使えないのであ れば、ここはしっかりと大義名分をたて、市内に点在する彫刻を一同 に集めて、仮称・大沼彫刻の森公園にできないものかお伺いします。 2−3 過去の経緯などもあり、大沼彫刻の森公園は時期尚早のようです。 非常に残念です。さて、切り替えてリニューアルの話題に戻していこ うと思います。 先日の質疑でも中学の陸上競技大会が野田市で行われていることや、 体育施設の老朽化の課題も浮き彫りになってきました。 そこで改めて春日部市の体育施設のかかえる課題についてお伺いしま す。 2−4 市内の体育施設の7割が整備されて30年。 修繕費が今後更に爆発的に増加しそうです。 老朽化対策は待ったなしと理解しました。 では、その課題解決へ向けた市の対策についてお伺いします。 2−5 答弁では、スポーツ施設の再編、予防保全、長寿命化を計画的に進め ると共に、適正配置などを視野に入れ取り組むとのことですが、ちな みに、大沼公園以外にも市内にはいくつかの体育施設が点在していま すが、他の多目的グランドの現状と課題についてお伺いします。 2−6 土地柄というのか、地域性というのか、過去の経緯というのか、それ ぞれの施設によって、管理方法が異なっていたり、総合体育施設整備 計画地では、本格運用までに多大な時間がかかると。また利用者の安 全確保などの問題も見え隠れしているようです。 それら様々な課題に対して、大沼陸上競技場がリニューアルされるこ とにより解決出来る課題はあるのかお伺いします。 2−7 答弁では、コロナの影響を大きく受け、地域に元気がなくなっている。 リニューアルすることによって、スポーツ振興だけではなく、地域の 活性化にも貢献できると。 とても楽しみなことです。では、リニューアルによってどのようなス ポーツ大会、競技大会が出来るようになるのか、その規模とかスケー ル感についてお伺いします。 2−8 世代を超えたスポーツ行事が地域交流の台風の目にもなるようなイメ ージです。 しかし、大規模なリニューアルとなると多額の財源を必要とすると思 われます。 先の学校プールと同様、国の交付金や地方債の活用など当然検討され るとは思いますが、その他、どのようなものが使えると想定されてい るのでしょうか。 2−9 市の財源には限りがあることから、慎重に検討をお願いします。 反面、検討ばかりしていて、結果がいつになっても出ないのも困りま すので、検討も実現も急いで頂く事を要望して次の質問に移ります。 3.公共施設のトイレに関する洋式化の進捗状況、手すり、温水洗浄 便座について、ということでお伺いして参ります。 今までにも公共施設のトイレの洋式化については何度か取り上げさせ て頂いております。 令和元年9月定例会で取り上げた際の答弁では、公共施設として管理 する4,237基のうち洋式トイレの数は1,809基、多機能トイ レが168基。 多機能トイレを含む洋式化率は約46パーセントとのことでした。 あれから3年が経過し、さらに順調にトイレの洋式化は進んできてる と実感しておりますが、まずは市の公共施設における洋式化の進捗状 況についてお伺いします。 3−2 この3年間の間に約15パーセントも洋式化率が進んだとのことでと ても順調に進んでいて有り難く思うところですが、しかし、今現在も、 多くの市民が利用される公共施設で洋式化が遅れているところは問題 とも言えますが、予算との兼ね合いもあるのかなと理解できないでも ありません。 そこで、例えば、洋式化ができるまでの間、和式トイレに手すりを設 置するだけでも、とても助かるとの声も多いことから、和式トイレへ の手すりを設置することについて、市の考えをお伺いします。 3−3 和式トイレにおける手すりの設置は高齢者施設に関してはほぼほぼ設 置されてるものの、全体にみると6パーセントまだまだ先の長い闘い かなと思うところですが、洋式化を進めるか、手すりの設置を進める か、是非前向きに検討して欲しいと思うところです。 では、次にトイレの洋式化にあわせて気になるのが、温水洗浄便座の 設置です。 日本国内における温水洗浄便座の一般世帯での普及率は約80%との 調査結果があり、とても高い普及率となっていることがわかります。 時代の変遷と共に市民生活の当たり前を、公共施設でも当たり前にし て頂きたいと思いますが、市の公共施設における温水洗浄便座の設置 状況はいかがでしょうか。 3−4 洋式トイレ全体では17パーセント設置されてるとの事でした。 和式トイレには設置できないから当然かも知れませんが、洋式トイレ と和式トイレの全体から見るとわずかに10パーセント。 これは古い建物が多いせいかなと思う所ですが、子育て支援に力を入 れてる春日部ではありませんか。 今の子ども達は温水洗浄便座が設置されているご家庭で育ってきてい る世代でもありますので、保育園や学校など洩れることなく、計画性 をもってガンガン設置を進めて欲しいと念願します。 そこで、最後は市長にご登壇頂きたいと思います。 先ほどの答弁でも、医療センターやパレット八木崎など新しい施設に は温水洗浄便座が設置されてるとの事でした。 まもなく完成となる新本庁舎自体は新しい施設ですから当然100% の設置となると思いますが、新本庁舎には旧市立病院の施設も含まれ ております。 この辺の事はどうなるのだろう、その他、洩れてる施設はないのか、 今後はどう進むのか。 トイレの洋式化とか温水洗浄便座の設置など市政全般からすれば小さ な問題にも見えますが、市長の施政方針の中では「複合的な機能や役 割を併せ持つ、時代の変化に対応した市役所としてまいります」とあ りますので、そこで新本庁舎については、どのようなトイレとする予 定なのか、市長としての熱い思いを語って頂きたいと思います。 今年度としては最後となる3月定例議会における一般質問の最後の登 壇であり、最後の質問事項となります。 思いの丈を語るのはここしかありません。 市長には言い残すことのないように語って頂きたいと思います。 3−5 市長にはおトイレ問題を熱く語って頂きました。 さて、ことわざ的には臭いものには蓋をしろということですが、人間 に限らず微生物から大きな鯨にいたるまで、入れたら出す、これは自 然の道理なので止めようがなく、昔から出物腫れ物所嫌わずとありま す。 生きる為に最も大切な排泄行為。 少しでも文化的に、少しでも快適に、少しでも楽しいとは言えるかど うかはともかくですが、他市が見学、視察に訪れるようなトイレ環境 を整えて頂く事を要望し、令和4年度最後の一般質問を終わります。 |