令和4年12月度 定例議会 一般質問

議席番号30番、栗原信司でございます。
令和4年12月定例議会における市政に関する一般質問を発言通告書に
基づき、行ってまいります。

本日12月6日。今日、この日はどんなことがあったかと過去を振り返
りますと、今をさること145年前、発明王トーマス・エジソンが蓄音
機を発明し、人間の生の声を初めて録音した日です。

歴史に名を残す偉業はとても凄いことで、さすが発明王だなと思うとこ
ろです。
議員として名を残すことは議事録の中ぐらいかなと思うところですが、
取り上げているものは市民の声を代弁してるものですから、この市民の
皆さまのお声をしっかりと議事録に残すだけでなく、現実に市政に反映
して欲しいなと思うところです。
今日も限られた時間ですが、発明王に負けない歴史に残る御答弁を宜し
くお願い致します。

1.通年使える学校プールと市民プールについて
最初に、通年使える学校プールと市民プールと言うことで取り上げさせ
て頂きます。

この件については、9月議会で鈴木議員からも提案がありました。
学校プールを統廃合して修理修繕にかかる費用を極力抑えつつ、授業の
ない土日、夜間など空いてる時間は市民の皆様にもご利用して頂く、こ
れって凄いというか極めてコスパに溢れた素晴らしい提案だと自画自賛
する所です。

その後、示された総合振興計画の後期計画の中に、これらに関連する文
言が明確に載せられてきたので、ビックリしつつもかなり大きく前向き
に検討されたと想像させて頂いたところですが、そういう理解で宜しい
でしょうか。

実際問題として、現実を見ると市内には多くの小中学校があり、その中
にはまだまだ使えるプールもありますが、過去の答弁などを振り返ると
今はギリギリの環境で持ちこたえているようにも思えますが、まさに時
間の問題かなと思うところでもあります。

そこで、先ず始めに、本年を振り返り、学校での水泳授業の現状として
はどうだったのか、また、今後についての見込みはどうなのか、お伺い
します。

コロナ禍3年目そして、いつにもなく暑かった、今年の夏の状況をお伺
いします。

1−2
一昨年からコロナの影響もあり、授業の縮小、内容の変更など大変だっ
たことがわかりました。
では次に、改めて、学校プールの施設の現状についてお伺いします。

1−3
学校プールの9割以上が30年以上経過し、年々補修の内容、頻度が高
まってるようです。

では次に、9月の市長答弁では「今後の学校プールの在り方につきまし
ては、鈴木議員からご提案があった、学校プールと市民プールの複合的
な機能を持つ温水プールの整備を含め、現在策定に着手しております、
学校プールの効率的利用に関する方針の中で幅広く検討を進め、決めて
まいりたい」とありましたが、この「学校プールの効率的利用に関する
方針」の策定状況と内容についてお伺いします。

1−4
今後は学校プールの大規模修繕は行わずに、学校教育を優先した温水プ
ールの整備を行うと言うことですが、待ったなしとなっておりますので
本当に早急に進めて欲しいと思います。
次に、学校プールの効率的利用に関する方針に基づく今後の進め方につ
いて具体的な流れをお伺いします。

1−5
答弁では整備地の検討も含め、多少時間がかかるようにも聞こえなくも
ないですが、でも、冒頭申し上げましたが、後期計画にも文言として示
されたことから大きく前進するものとバリバリに期待しちゃっています。
一方で学校プールの問題は全国的にも同様のようです。たとえば福井県
越前市など他市でも学校プールは更新をすることを見送り、屋内型の温
水プールとして通年使える形に集約するとの方針を示し、本年3月より
早くも運営を開始しました。

春日部市としても同様の流れになるということで宜しいでしょうか。

1−6
現時点では検討課題の1つのようですが、駐車場管理、学校から施設へ
の送迎など様々な利用形態も考えられることから、ここは越前市のよう
に民間事業者に任せる、いわゆるPFI方式の導入を是非、春日部も検
討をするべきと思いますがいかがでしょうか。

1−7
この問題についてはこれで最後にしたいと思います。
実は、個人的にも民間活用は重要な事だと思っています。
小学校時代の担任の先生方お二人がたまたま下肢が不自由だったことも
あり、水泳の授業がなんとも微妙な内容でした。自分たち生徒としても
不自由でしたが、逆に言えば先生も不甲斐ないというか、辛そうな感じ
でした。

民間活用が進めば水泳が苦手な先生方の支援にもなるのではと思います。
そこで、こういう背景も踏まえ、この質問の最後は市長に御答弁をお願
いします。

早期実現に向けた熱い御決意を表明して頂きたいと思います。
市長、いかがでしょう。今も既に市外にまで出向いてる児童生徒達、ま
もなく使えなくなるであろう学校プールを抱えた学校に通う児童生徒達。
この子等の未来を切り拓くため、明日にでも計画を実行して頂けるよう、
現場への指示をお願いできませんでしょうか。御答弁を宜しくお願いし
ます。

1−8
市長も学校プールに関しては、気持ちは一緒と理解しました。
先ほども申し上げましたが、全国的にも同様の状況と認識していますの
で、民間活用と言っても競争が激しくならないうちに動き出さないと大
変な事になってしまうと思います。一刻も早く動き出すことを強く要望
して次の質問に移ります。

2.鬼平犯科帳を通じたまちおこし、ということで提案かたがた市の考
え方をお伺いして参りたいと思います。

春日部市の顔と言えば、特別住民として登録されているクレヨンしんち
ゃんが先ずあげられます。

またアニメ版らき☆すたでは、主人公の泉こなたさんが春日部市内の高
校に通う生徒という舞台設定であることから、春日部駅の西口をはじめ、
市内あちこちの風景がリアルに再現されています。
また、いわゆる名産物と言うことでは、麦わら帽子があります。
これは湿度の高い日本の夏では重宝され、年々オシャレな形にも進化し
ています。

その麦わら帽子を使ったアニメとしては、主人公ルフィが麦わら帽子を
被っているワンピースがあります。これも毎年のように映画化されてい
ますが、特に今年の夏に公開された映画は、ウィキペディアによります
と、日本で公開された映画として、興行収入と観客動員数の上位ランキ
ング、11月20日現在、歴代9位という驚異的な数字をたたき出して
います。

その他、実在した火付盗賊改方の長谷川平蔵こと、鬼平をモチーフにし
た鬼平犯科帳。
これも舞台化されたり、映画化されたり、テレビ番組として放映される
など好評を博し、その文庫本や漫画本の発行累計数は3000万部を突
破とのことです。

そして、今回、鬼平犯科帳をあえて取り上げさせて頂きましたのは、あ
りがたいことにアニメの鬼平犯科帳にはご当地、粕壁との地名が幾度と
なく使われています。

ちなみに、東北縦貫道の羽生P.A.でも鬼平犯科帳に関連する施設があり
ますが、これは単純に、江戸時代に羽生PAのそばに関所があったので、
ここを江戸の入口として見立て、そこに、江戸庶民の人情味あふれる男
の代表として「鬼平」こと長谷川平蔵に着目したからと言われています。

その点、我が町春日部には、粕壁宿に逃げた悪人を捕まえる為、鬼平自
身が我が町に足を運んだくれたようで、とてつもなく身近な存在に思え
てなりません。

話が長くなりましたが、こういうアニメ繋がりなどの交流も面白い話題
づくりになるのかなと思うところから、まずは現在、アニメには関係は
ないようですが、春日部市では栃木市、鹿沼市、石垣市などと観光面で
の都市間交流をしておりますので、こういう交流が始まった経緯などに
ついてお伺いしたいと思います。

2−2
次にこれは埼玉県事業として、熊本県や秋田県の3県はクレヨンしんち
ゃんのご両親の実家があるとの設定から都市間交流が始まっていますが、
ここに春日部市としてもクレヨンしんちゃんを通じた都市間交流はでき
ないものでしょうか。

2−3
同様に羽生市自体は4区議長会などでも繋がりがないわけでもありませ
んが、羽生にある東北道の羽生パーキングエリアの施設の鬼平繋がりで
都市間交流を行うなど、他の市町とも連携を図り、仮称・鬼平連絡協議
会など結ぶというのはいかがでしょうか。

2−4
また、麦わら帽子づきあいも噂の種と申しましょうか、話題づくりに貢
献できるのではないでしょうか。

麦わら帽子と言えば春日部、というのは定着しているところですが、国
内では岡山県も生産拠点としては有名ですし、海外的にはヨーロッパ諸
国の方が歴史が古いようなのでアニメだけに限らず、海外観光団体との
交流の機会を設けることはできないでしょうか。

2−5
民間のご理解を頂きつつ、行政としてリーダーシップを図り春日部の知
名度アップを図って頂くことを要望して次の質問に移ります。

3.ハロウィンでの仮装行列など市民協働のまちおこし
アニメのクレヨンしんちゃん、実在した長谷川平蔵をモチーフにした鬼
平犯科帳、主人公ルフィの被る麦わら帽子繋がりでアニメのワンピース
など、何かしら縁を感じるアニメの舞台のまち、春日部と言うことで、
これをさらに市民の皆様のお力も頂き、話題づくり、ニュースのネタに
出来ないものかと言うことで、小さな提案をさせて頂きたいと思います。

先日もマスコミを賑わしていた10月31日ハローウィンイベント、渋
谷を中心に全国各地で楽しそうな仮装風景を見るにつけ、春日部でも開
催、個人参加できないものか相談を頂きました。

市民協働の楽しそうなイベントになりそうな気がします。
本来は行政としての仕事ではないような気がしないでもありませんが、
これに限らず元気な春日部を創りたいと頑張ってる民間団体も多いこと
から、あえて取り上げてみました。

パレード的なものは、現在4月の藤まつりで各種団体のご参加を頂き盛
大に行っているものと、7月の夏まつりでは町会の皆さま自慢の御神輿
のお出ましとなるわけですが、これらは何かしらの団体に所属しないと
参加しづらい部分もありますので、団体に属さない市民の皆様としては
飛び入り参加できるようなイベントの開催を求められています。

パレードに参加したい、仮装を行ってみたいとの声がありました。
そこでまずはじめに、藤まつりでのパレードにはどんな団体が参加して
るいるのか、参加資格とか、参加方法ははどうなっているのか、お伺い
して一回目の質問とさせて頂きます。御答弁を宜しくお願いします。

3−2
藤まつりに参加する為にには、基本的には団体として事前登録や、事前
申込みが必要なようです。
また、沿道でも見る限りは市民の有無を問わないようですが、パレード
に参加してる団体の皆さまは市内の方に限ることもないようですが、過
去の実例としては市内の団体が中心なのかなと思えます。

ちなみに、過去の藤まつりなどではどんなパレードがあったのでしょう
か。仮装行列っぽいものはあったのでしょうか。

3−3
過去の藤まつりでもキャラクター的なものはあったようですが、いずれ
にしもて、参加資格としては団体での参加となるので、いわゆるマスコ
ミ報道に目にする、渋谷のスクランブル交差点のようなスポット的な場
所に不特定な人による飛び込み参加は難しい感じに思えます。

市民に限らず、藤まつりに限るものではなく、市の内外との交流が盛ん
になると良いなと思うところです。

新たなハロウィンの日にイベントを行うか、まずは藤まつりで団体では
なく、市民が自由に個人参加出来る仮装行列パレードはできないものか、
お伺いします。

3−4
ウィズコロナと言われる昨今ですし、何が何でも大きなイベントをやろ
うとはさすがに思いません。

しかし、毎月のように春日部に行けば何かしらのイベントが開催されて
活気がある町と口コミが広がるような町づくりを提案したいです。
例えば、コロナが終息を見せない中でも先日、佐野市では「さのまるハ
ロウィンナイトパーティ」が駅前交流広場で開催されたとお聞きしまし
た。

200名限定とは言え、協賛店からのサービスを受けながら楽しい一時
を過ごせたようです。
ちなみに、さのまる、というのは佐野市の公式キャラクターです。
佐野市では「元気な佐野市へ」とのキャッチフレーズのもと、毎年さの
まるの日を設けて盛大にイベントを開催してるようです。
このような取組が春日部でもできないものでしょうか。

3−5
この質問も最後は要望とさせて頂きますが、市民協働のまちづくりとい
うことで、ハロウィンでの仮装パーティを何が何でもやろうと言うこと
ではありませんが、こういう話題づくりが口コミでひろがったりするこ
とが大事な取組かなと思うところです。

是非、様々な機会を上手に活用して元気な春日部をともどもにつくりあ
げようではありませんか。