令和2年12月度 定例議会 一般質問
議席番号31番 栗原信司でございます。 発言通告書に基づきまして令和2年12月定例議会における市政に関す る一般質問を大きく2点に亘り取り上げさせて頂きます。 さて、暖冬と言われておりますが、流石に朝晩の冷え込みが強くなって きた今日この頃です。寒さを吹き飛ばし春を近づけるような心温まる御 答弁を宜しくお願いします。 1点目に公共施設のバリアフリー対策と利便性の向上について、という ことで市民の方から寄せられた声を代弁させて頂きます。 市では現在、明年3月の計画策定を目指し、春日部市中心市街地バリア フリー計画(案)をとりまとめております。 これは、今まで、春日部市バリアフリーマスタープランという名称でし たが、春日部市中心市街地まちづくり計画と連携した計画であることが わかりやすいように名称を改めたようです。 公共施設のバリアフリー対策について確認する前に、この計画の目指す もの、方向性をお示し頂きたいと思います。 1−2 中心市街地としてのエリア的なバリアフリーについて答弁を頂きました。 引き続き、公共施設のバリアフリーについてと言うことでお伺いします。 15年前の一般質問でもとりあげました。 市が管理する公共施設は様々ありますので全てを取り上げるのは限られ た時間では無理がありますので、それらはまた違う機会にさせて頂き、 今回は市民文化会館に絞ってお伺いします。 まずは、多機能トイレの設置はされていないようですが、設置に向けた 考えをお伺いします。 また、メイン会場といえる大ホールはその名前の通り、大きな会場とな ることから、会場内に手すりやエスカレーターがなくて不便という声が 市民から寄せられておりますが、この対策はどうなっているのかお伺い します 1−3 多機能トイレはありませんと終わらせず、是非、設置へ向けて動き出し て欲しいと要望します。 以前は車いすの方が使えれば良いという時代が遠い過去にはあったかも 知れませんが、時代の流れとしては、オストメイトの方達や、赤ちゃん のおむつ替えもできるような、多機能トイレの設置は必須です。 また、手すりも部分的な設置に留まっていたり、エレベーターは会館内 にはあるものの大ホール小ホールにはエレベーターもエスカレーターも なく、利用される皆さまは辛い思いをしてます。 多機能トイレ、手すり、エスカレーターなどの設置を強く要望させて頂 きます。 引き続きトイレに関して、お伺いしますが、特に大ホールのトイレが臭 いと言う声が寄せられています。 アメニティというか、快適なトイレとして利用して頂くための方策につ いてお伺いします。 1−4 清掃回数、消臭剤を増やす事では長年染みついた臭いを無くす事は難し いのではと思います。 先ほどの多機能トイレの設置と合わせ、トイレの改修を検討して頂きた いと要望します。 次に、市民文化の申請時の料金支払いのキャッシュレス化についてお伺 いします。 仮予約はネットや電話でも出来ますが、利用料金の支払いは窓口に限っ ております。 キャッシュレスの時代であり、対応するべきではと改めて今後の方針を お伺いします。 1−5 キャッシュレス化については、全庁的な取り組みとして検討していくと の事ですが、一刻も早くと願いつつ、重ねてお伺いしますが、駐車料金 についてはいかがでしょうか。 支払いを電子マネーなどで支払えないように出来ないものかと5年前に もご提案したところです。 先ほども全庁的な取り組みと言う事もありましたが、感染防止の観点か らも、駐車場を出るときの渋滞緩和の観点からも早急に取り組んで欲し いところですが、いかがでしょうか。 1−6 答弁では調査研究という事ですが、他市から選ばれるまちづくりには細 かい事にも気を遣うべきと思うところですが、これが無理なら、例えば 民間商業施設にあるような事前精算機の設置はいかがでしょうか。 1−7 市民文化に関して最後は、要望とさせて頂きますが、たとえば、隣接す る匠大塚さんでは立駐と施設が通路で繋がってますが、この通路から直 接市民文化に入館できるようなことをお願いしてみるというのはいかが でしょうか。 さきほど、バリアフリーの観点からエスカレーターを設置すべきと提案 させて頂きましたが、実は、昨年視察に行った岩国市民文化会館では、 利用者の利便性向上という事で外階段に設置する形で、建物の外側にエ スカレーターを設置して、利用者は外から楽々と入り口に入れるものに リニューアルしてました。 建替には多額な費用がかかると言う事で、安く、しかもバリアフリーの 観点での取り組みで、学ぶべきものが多いと思った次第です。 スペースの問題もありますし、相手のある事で実現は難しいと思います が、利用者に優しい、市民文化になって欲しいと思いますので、ご検討 を宜しくお願いします。 次に、昨年3月議会で取り上げた外郭放水路設備点検用のゴンドラを使 い、足腰の悪い方にも施設を見学できるように国にお願いしてみたらい かがかとの問いに対する答弁で、国として何が出来るか相談してみると いう事でした。 その後の経過についてお伺いします。 1−8 点検整備用の重機を載せる設備であり、そもそも、法律的に人を乗せる ことは出来ないと言うことで納得しましたが、世界に誇る施設ですし、 何とか違う手立てを考えて、足腰の悪い人も見学できるようにさらに国 と折衝して頂くことを要望して次の質問に移ります。 2点目に、デジタルを活用した行政と市民とのコミュニケーションツー ルについてということで取り上げさせて頂きます。 今までにもHP、電子メールに始まり、ツイッター、フェイスブック、 LINE、インスタグラムなどを活用して情報発信をするべきと訴えて きて、多くの皆さまのご理解のもと、行政からの情報発信ツールとして 取り入れて頂きました。 今回はさらにそのバージョンアップ的な位置づけとして多くの国民が利 用しているLINEをベースとしたシステム作りを提案させて頂きます。 LINEは現在、国内だけで、約8,400万人が利用していると言わ れておりますが、これは実に全国民の66%以上に相当する大変な数で す。 さてそこで、まずはじめに市が取り組んで来たSNSは情報の内容によ り使い分けてきていると思いますので、まずはその発信内容、使い方に ついてお伺いします。 2−2 今のような新型コロナ禍の社会行動が制限される中では、さらなる市民 とのコミュニケーションツールが必要となるのではないかと考えますが いかがでしょうか。 2−3 Web会議については引き続き進めて頂きたいと思います。 次に、先ほども述べましたように、LINEは今や、国内最大のコミュ ニケーションツールとなっています。 そこで、LINEを基盤とする新たな情報発信はいかがでしょうか。 たとえば福岡市で取り組み始めたSmart City Gearではゴミの出し方 から、粗大ゴミの回収までがLINE上で簡単にできるようです。 また、道路の損傷報告なども春日部市でもオラナビなどの活用でできま すが、いちいちプラットフォームを変える必要があります。 是非参考にして市でも取り組むべきかと思いますがいかがでしょうか。 2−4 答弁にもありましたが、春日部のオラナビそれ自体は大変によく出来て ると思います。 しかし、いかんせん、利用件数からしても、市民が認識していないため に、利用していないのでは、思う所です。オラナビのさらなる利便性の 向上はともかくも、市民にとって利用しやすいものとする上で、日常的 に使っているLINEを活用したコミュニケーションツールは市独自の 活用も図れるようにアプリの中に組み込めるようです。 漫画『鬼滅の刃』ではありませんが、ここは全集中です。 漫画では鬼と人間の闘いですが、今まさに新型コロナという目に見えな い相手との闘いです。 漫画では、超越生物である人喰い鬼と渡り合える技術を身につけ、普通 の人間が闘う訳ですが、普通の人間であるがゆえに、それはあくまでも 人間が身に付ける技術ということで、骨身を削りながら修練を重ねる以 外にその技術を習得することはできません。 言い方を変えれば、心身に修練を乗り越える執念、強い一念を備えるこ とで特別な才能が無くとも習得そのものは可能ではある事を意味する。 つまるところ、財源は限られていても、智恵と工夫と市民、職員と団結 して力を合わせる事ができれば、見えない敵の新型コロナに打ち克つ事 ができるという示唆でもあります。 新型コロナがあろうがなかろうが、市民には普通の日常があるわけです から、新型コロナを言い訳にせずに、市民の暮らしを守り、改善し、一 歩でも前にすすめる努力こそが大事な視点となると確信します。 是非、一歩でも1mmでも前進できるようなリーダーシップをお願いし て一般質問を終えます。 |