平成31年3月度 定例議会 一般質問

議席番号31番 栗原信司でございます。
平成31年3月議会市政に関する一般質問を発言通告書に基づきまして
行って参ります。
さて、恒例ではありますが、3月5日、今日この日はどんな日かご存知
でしょうか。
長い歴史の中では色々な出来事がありますが、例えば1969年には熊
本市に日本で初めてスクランブル交差点が設置されたとか、1986年
には青函トンネルの最後のレールが締結され、本州と北海道がレールで
つながるなど明るいニュースが多いようです。
日本で初めて、とか、繋がるとか、春らしいキーワードに関するものを
紹介させて頂きました。
執行部の皆様も春爛漫の明るい希望に溢れる答弁を期待しつつ、大きく
3点についてお伺いして参ります。

1.はじめに、首都圏外郭放水路の見学ツアーについてお伺いします。
観光資源の少ない春日部市ではありますが、国の防災施設として建設さ
れた首都圏外郭放水路は世界最大級のインフラ施設です。
これを活用した見学ツアーを昨年は社会実験として開催し、かなり好評
だったとお聞きしました。
好評だったということで、第2弾の社会実験が早速今月23日から始ま
るとプレス報道されました。
記者会見資料などでは35,000人を超える見学者を動員するなど、
まずまずの結果だったとありました。
観光立国日本として世界に発信できるインフラ施設の有効活用と言うこ
とでの取組ですが、まずはじめに、昨年の事業の総括と、第2弾となる
今回の取組についてお伺いします。

1−2 外郭放水路
参加者の声などはお聞きしておりますでしょうか。

1−3 外郭放水路
参加した人のご意見は今回の事業計画に幾つか盛り込まれている事が理
解できます。
しかし、こちらには、高齢だったり、あるいは足が不自由と言うことで、
1度は覗いてみたいが、長い階段を降りるのは難しいとの声が寄せられ
ております。
こういった声に対して、市として対策は打てないものでしょうか。
たとえば、先日、公明党市議団としてジックリと視察させて頂く中で、
点検用に使われるゴンドラがあることを知りました。
そこでこれを改良して、足腰の悪い方なども、見学用に使えるように国
に働きかけてみたらいかがでしょうか。

1−4 外郭放水路・要望
インフラ施設を世界に発信できる観光資源にするべきというのは、国を
挙げた観光立国日本の施策の一つでもあります。
ここは是非強く働きかけて頂きたいとおもいます。
以上、要望とさせて頂きます。


2.点目に 八木崎駅付近の利便性の向上について、ということでお伺
いします。
春日部市の魅力を倍増させ、街を元気にする目玉事業とも言える春日部
駅付近連続立体化高架事業が市の都市計画審議会での了承を経て、この
2月に埼玉県での都市計画審議会でも承認されて、いよいよ具体的な都
市計画の策定にとりかかるとお聞きしております。
街が活気づくのは大変に喜ばしいことです。
この鉄道高架事業は街の分断化の解消をめざし、10箇所の踏切が除去
されると言うことですが、八木崎駅手前の踏切だけは除去されるだけで、
今までは自動車などは通れないものの人は通行できたことから、不便に
なるのではとの声が寄せられております。
そこで始めに駅周辺のまちづくりについてお聞かせ下さい。

2−2 八木崎駅
具体的には八木崎駅手前にある踏切の除去による影響の対策としてはど
のような事を検討しているのでしょうか。

2−3 八木崎駅
周辺住民の声を聞く意見交換会などを通じた要望を審議会などで検討す
ると言うことですが、地域住民が不便になったと言うことのないように
お願いします。
さて、踏切とともに地域から寄せられる声に改札口の増設があります。
以前も取り上げたことがありますが、改札口の設置費用とそれに関わる
人件費を検討すると難しいとのことでしたが、この際、鉄道高架事業に
合わせて、改札口の増設または駅の橋上化はできないものでしょうか。

2−4 八木崎駅・要望
八木崎駅の改札口のない地域住民を代表して、最後は要望とさせて頂き
ます。
春日部駅付近連続立体化事業は街の顔となる春日部駅の建て直しを含む
大事業ですが、このタイミングで街づくりを進めることが何よりも大事
かなと思います。特に八木崎駅の改札の増設は利便性向上に直結します。
八木崎駅付近には中央公民館の駐車場が隣接しておりますが、航空写真
で上から見ると八木崎駅の南口ロータリーのようにも思えます。
こう言う場所を活用し、八木崎駅の改札口の増設、または駅の橋上化も
視野に入れ検討して頂けるよう要望して次の質問に移ります。


3.点目に 奨学金返還支援制度についてお伺いします。
教育は国家百年の大計とは昔から言われております。子ども達は未来か
ら使者であり、大切に育てていくのは大人の責務と思うところです。
そこで、国や県などでは教育機会の充実を図る観点、やる気はあっても
経済的な問題から進学を断念する子ども達の為に様々な教育資金援助策
を用いております。
そこで始めに国や県、春日部市における奨学金などの支援策はどうなっ
ているのかお伺いします。

3−2 奨学金
国や県、市として種々取り組んでいるようですが、春日部市での利用実
績はいかがでしょうか。過去3年間の利用状況についてお答え下さい。

3−3 奨学金
奨学金の返済に関する支援策はどうなっているのでしょうか

3−4 奨学金
他市ではUターン・Iターンという定住促進策や市内の企業に就職した
場合に、奨学金の返済免除や、返済金に対して補助を行っている自治体
があります。
春日部市としても取り組むことはできないものでしょうか。

3−5 奨学金・要望
最後は要望とさせて頂きます。
個人的に調べた感じでは県内の取組としては奨学金の利子のみ支援して
る自治体がありました。
早急に取り組めば県内初の事業となれます。
いつもやる気満々の市長に平成最後の要望です。

市長の新年度の施政方針の、「はじめに」では「春日部市にとっても、
未来に向けて大きく動き出す、新たなステージの幕開けにふさわしい」
とありますし、「まちづくりの取組」には「子どもたちの一人一人の可
能性とチャレンジ精神を育み、未来を担う人財へと成長できるよう、子
どもたちの夢の実現に向け、奨学金の交付」ともあります。

「本市を取り巻く環境」の中では「市においても、人口の微減傾向が続
き、少子化・高齢化が進んでおりますが、こうした状況にしっかりと立
ち向かい、人口減少に歯止めをかけなければなりません。そのためには
将来を見据えた、まちづくりが重要」とありました。

「市政運営にあたって」のタイトルに続き「だれもが 住んでみたい、
住み続けたい と思う、だれからも 選ばれるまち を築いてまいりま
す」とありました。
「予算編成の概要」の1点目として「子育てが楽しい、また、元気でい
きいきと笑顔で暮らせるまちの実現」

2点目には「だれからも選ばれる、魅力的でにぎわいのあるまちの実現」
とありますし「基本目標1 子育て・教育分野」では最初に、基本目標
1「子どもが幸せに育ち、生きる力をはぐくむまち」を目指す、とあり
ます。

以上、種々引用させて頂きましたが、詰まるところ、これ以上、市長の
施政方針に適う事業はないと思います。

是非、ここは市長の英断を強く求め、平成最後の一般質問を終えます。