平成29年6月度 定例議会 一般質問

議席番号31番 栗原信司でございます。
平成29年6月定例議会における市政に関する一般質問を発言通告書に
従いまして4点に亘り順次行って参ります。

昨日、ここ関東でも気象庁発表でいよいよの梅雨入り宣言がありました。
大変に鬱陶しい季節の始まりです。
恒例のことではありますが、一言言わせて頂くならば、執行部の皆様、
梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばす爽やかな御答弁をと、心から期待するもの
です。

1点目に.キッズウィーク・テレワークにみる働き方改革、についてお
伺いして参ります。

前回取り上げたプレミアムフライデーも地域経済盛り上げの起爆剤と、
働き方改革の一環として政府が掲げたものでしたが、取り上げたタイミ
ングが遅かったことと、スタートした時期が年度末近いと言うこと、民
間事業者も受入対応が不十分と言うことで、結論としては、なんとなく
間が悪い、という印象でしたので、今回は早めに取り上げさせて頂きま
した。

2018年度から始まる予定のキッズウィークですが、その内容、取り
組みについては市としてどのような認識があるのかお伺いします。

2点目にテレワークですが、総務省ではテレワークで日本を変えようを
スローガンに掲げ、動き出して数年が経つところで、徐々に浸透し始め
ていますが、基本は民間レベルでの対応がほとんどかなと思う所です。

しかし、一部自治体でも試行段階に入っているようなので、当市として
も、テレワークで春日部を変えようをテーマに掲げてみてはいかがでし
ょうか、ということで、テレワークに関する市の認識をお伺いします。


1−2
各種御答弁を頂きました。
これよりは一問一答と言うことで重ねてお伺いして参ります。
始めにキッズウィークとテレワークによる働き方改革ですが、この2つ
の政策に対して近隣自治体などではどのように取り組んで居るか、他市
の状況についてお伺いします。特に福岡県福岡市では既にテレワークに
ついては導入したとお聞きしておりますが、どのような手法で実施して
いるのかお伺いします


1−3
やり方、取り組み方如何で効果も大きいと思う所ですが、実際に実施し
た場合の懸案事項などについて、どのようなことがあると捉えておりま
すか。


1−4
懸案事項もあるようですが、そもそも働き方改革は、前例にとらわれな
い柔軟な発想と強い決意が必要と思われます。キッズウィークの導入に
よって少なからず行政サービスの低下が懸念されますが、その場合、テ
レワークなどの手法によって、市政の担い手を増やしたり、休暇を取得
しやすい職場環境を整備するといった必要があると思いますが、その点
についてはどのように考えておりますか。


1−5
前回取り上げたプレミアムフライデーも今回取り上げたキッズウィーク
やテレワークは社会全体で取り組むべきワークライフバランス推進を主
眼とするものです。

そこで最後に市としてワークライフバランスを今後どのように推進して
いくのかお伺いします。


1−6
プレミアムフライデー、キッズウィーク、テレワーク、その他フレキシ
ブルタイムの導入その他、知恵と創意工夫で他市を圧倒する模範的な取
り組みが出来るように執行部の皆様のご奮闘を期待し、要望と致し、次
の質問に移ります。



2.公共施設に防犯カメラの設置
古くて新しい問題として、防犯カメラの設置問題に関してお伺いします。
初当選以来、市民生活を守りたいとの思いで遠くは15年前の平成14
年に犯罪発生の多い街角に防犯カメラを設置すべきと訴え、その後平成
16年には小中学校に防犯カメラを設置すべきと訴え、さらに平成23
年に富士見町地下道に防犯カメラを設置すべきと訴え、直近では一昨年
に公共施設の駐車場に防犯カメラを設置すべきと訴えさせて頂きました。

その結果、これまでに大きなご理解をいただき、実際に多くの防犯カメ
ラが設置されてきたと認識しております。しかし残念ながら、最近、市
内の公共施設内で市民の善意につけ込んだ事件が起きました。

そこで一つには、こういう案件が起きた場合、再犯防止に向けてどんな
対策を講じているのか、お伺いします。

また、2点目として、現時点における防犯カメラの設置件数、設置場所、
設置費用などについて確認させて頂きたいと思いますが、特に小学校や
中学校、児童館や図書館など児童生徒達が日常的に利用している公共施
設についてはいかがでしょうか。

現時点での設置状況などについてお伺い致します。


2−2
答弁では、小中学校をはじめ市が管理する公共施設においては既に想像
以上の数多くの防犯カメラを設置して頂いているようで、率直に一安心
と言う感じです。

しかしながら全ての公共施設にはまだ100%とは言えないようなので、
今後の防犯カメラの設置の方向性についてお伺いしたいと思いますが、
昨今、全国各地では児童生徒など弱者に対する犯罪が多発している様子
がマスコミを賑わしております。

そこで、まずは、子ども達が利用することの多い公民館、図書館、屋内
体育施設などにおける防犯カメラの設置の方向性についてお伺いします。


2−3
続いて先ほどの答弁では、保育所については、設置されている台数が少
ないように思えました。

保育所こそ小さな子ども達がいる場所だし、職員の皆様も女性が多いの
ではないかと思いますので、保育所については優先して設置すべきと思
いますが、その方向性についてお伺いします。


2−4
最後に市民の生命、安心安全を守る立場の行政としては、今、作成中の
新しい総合振興計画の中にも明確に位置づけるぐらいの取り組みが必要
かと思いますが、いかがでしょうか。


2−5
防犯カメラの件、最後は要望とさせて頂きます。

市民の命を守るのは行政の最優先の課題の一つです。

一昨日も、山手線の新型車両の全車両に防犯カメラを設置するとニュー
スで取り上げておりました。

JR東日本では「防犯カメラの設置による抑止効果は大きい」とのコメ
ントがありました。

行政の立場でも市民の安心安全を確保する観点からも是非、総合振興計
画をはじめ、関連する条例の制定、関連する機関への周知徹底を図ると
共に、今後の設置計画を明確にするべきと要望して次の質問に移ります。



3.受動喫煙防止条例の制定
受動喫煙に関しては健康増進法が改正されたことを受け、市としての取
組をお尋ねしたのが平成14年です。

その後、タバコの分煙運動などが広がりを見せる中、市としても受動喫
煙防止に向けた取り組みをすべきと訴えたのが、平成16年です。

その後更に受動喫煙防止に関連した取り組みということで平成19年、
平成20年と続けて、路上喫煙防止条例を制定すべきとお訴えし、平成
23年に再再再度取り上げ、24年度内の条例制定の答弁を頂きました。
それから数年が経ち、また、2020年の東京五輪パラリンピック開催
に向けて、国政、都政でも受動喫煙防止に向けて加速しております。

市民の皆様もこのチャンスを活かすべきと思っている方も多いかと思い
ますので、はじめに今までの受動喫煙防止に向けた取り組みについてお
伺いします。


3−2
本市では、乳幼児検診などを通じて妊婦へのたばこの健康被害などの啓
発運動や成人式などのイベントの際にタバコの健康被害などのキャンペ
ーンチラシなどを配布して意識の高揚を図るなどの取り組みを行ってい
るとの事でしたが、国内では多くの自治体が5月31日の世界禁煙デー
に合わせた禁煙週間に連動した取り組みを展開しております。

全国展開の中でタイアップした運動こそが効果が大きいと思われること
から、春日部市としても、禁煙週間に合わせた受動喫煙防止事業として、
意識啓発のためのイベントを開催すべきと思いますがいかがでしょうか。


3−3
年間を通じた啓発運動とのことでしたが、精神、肉体ともに成長期にあ
る児童生徒達からタバコの煙に近づけさせない取り組みが重要と考えま
すので、小学校、中学校など教育施設での現状、取り組みについてお伺
いします。


3−4
先生方も大変に神経を使って配慮して頂いているようなので、しばし様
子を見守ると言うことにさせて頂きますが、それにしても、社会人のお
一人お一人が健康被害への意識を強く持つことが大事であり、受動喫煙
防止を実効性のある運動にするためには、市民を巻き込んだ運動論とす
ることが重要かと思います。

そこで、具体的な取り組みを健康づくり計画に盛り込むなど官民協同で
受動喫煙防止に向けた考え方についてお伺いします。


3−5
厚生労働省も東京都も東京五輪パラリンクピックを目標到達地点として
受動喫煙防止条例制定に動き出しておりますが、春日部市でも子ども達
のアイドルのクレヨンしんちゃんの街として、タバコの煙から子ども達
の健康被害を守るためにも、受動喫煙防止条例の制定を目指すべきと考
えますがいかがでしょうか。


3−6
2020年東京五輪・パラリンピックを目前にして国際オリンピック委
員会としては開催都市に対して「たばこのない五輪」を求めていること
からも、今が受動喫煙防止の取り組みを大きく前に進める絶好の機会で
す。

受動喫煙から子どもを守るため、条例の制定に取り組むべき、たばこに
よる健康被害に苦しむ人が一人でも少なくなる社会の構築が急務です。

東京都の小池都知事は、受動喫煙防止対策にスピード感を持って取り組
むと強調し、条例の制定に意欲を示しております。

子ども達のヒーローのクレヨンしんちゃんの住む街春日部としてはこの
チャンスに全国模範の受動喫煙防止の街として取り組むよう要望します。



4.まちなかの暑さ対策
今年の5月は例年になく暑い日が続きました。
秩父や熊谷などでは統計を取り始めて初めて5月だけでも真夏日が7回
となるなど、記録破りの猛暑が続いております。

ヒートアイランド対策や市民の健康を守る観点から、市としてはどのよ
うに対策を講じているのでしょうか。

ちなみに環境省では、まちなかの暑さ対策と言うことで普及啓発運動の
ためにパンフレットを作成しており、その中には地域で出来きる3つの
ポイントがありました。

一つ目に日差しをブロックするための取り組み。
二つ目に熱を減らす取り組み。
3点目に水で冷やす取り組み。

とありますが、これらの3点の取り組みなどまちなかの暑さ対策として
春日部市として取り組んできたことをお伺いします。


4−2
環境省の3つの対策で不足する部分、独自に取り組む対策など今後の取
り組みについてお伺いします。


4−3
市としての取組を効果あるものにするためには市民の皆様の取り組みも
重要かと思います。

市民の皆様の意識の啓発の為にも熱中症予防講習会の機会やその他さま
ざまな機会を通じて、まちなかの暑さ意識啓発のためのイベントを開催
して、官民協同でまちなかの暑さ対策を図るべきかと思いますがいかが
でしょうか。


4−4
まちなかの暑さ対策問題、最後は要望とさせて頂きますが、緑のカーテ
ン、打ち水、ミストシャワー、校庭の芝生化などハード面とソフト面と
両面からの取り組みが必要かなと思う所です。

大きな事業としては行政が頑張って、身近な所では市民の皆様の協力も
頂いて、例えば、気象庁などの真夏日という注意報、警報が発令された
ときには防災無線などから、「まもなく気温が30度を超えます。市民
の皆様の打ち水にご協力をお願いします。」そんな放送があってもいい
のかなと思う所です。

気候変動による気温上昇は加速しているように思われてなりません。

全世界での取り組みが何よりも必要であるという大前提の元、まちなか
の暑さ対策としては、様々な立場の方に、まずは基本となる事項を知っ
ていただく必要があると言われており、意識啓発のイベントも訴えさせ
て頂きました。

まちなかの暑さ対策はそのままご自身の健康を守ることにもなることか
ら、これからも官民一緒になってまちなかの暑さ対策を推進して頂きま
すよう要望させていただき、一般質問を終わります。