平成28年12月度 定例議会 一般質問

議席番号31番・栗原信司でございます。発言通告書に基づきまして、
平成28年12月定例議会における市政に関する一般質問を大きく4
点にわたり行って参ります。

寒暖差の激しい今日この頃ですので、せめて御答弁は心がほっこりと
するような暖かい御答弁を戴けますようにお願いします。

1点目に、休日夜間を含む乗合タクシーについて、ということでお伺
いいたします。
午前中の木村議員とのやりとりから、春バスの休日運行、夜間運行に
ついては現時点では難しいようでした。しかし、大池通りをはじめ、
以前はバスが通っていた地域で現在はバスが通っていない地域があり
ます。
理想を言えば、クレヨンしんちゃんの笑顔溢れる春バスに頑張って貰
いたいところですが、課題の一つは利用客数の確保、増員があるとい
うことでした。
改めてお伺いしますが、この課題についてどう取り組もうとしている
のか、また、市民からの要望など市民の声についてお伺いします。

1−2
今回は乗合タクシーを主眼とした質問として、春バスについては質問
をするつもりはなかったのですが、午前中の答弁で、ひとつ気になっ
たことがありました。
それは、クレヨンしんちゃんのラッピングバスは日常生活での活用以
外に、クレヨンしんちゃんのラッピングバスに乗ること自体を目的と
した乗車率アップに期待したいとの答弁です。
言うまでもなく市民以外の人が乗ることを前提としてると思うと、そ
ういう点では日曜日や祝日に走ることが何よりも重要かなと思う所で
す。
ここでは答弁を求めることはできないと思う所ですので、是非ご一考
をお願いしたいと思います。

さて、2回目の質問と致しまして、春バスの走らない地域、路線バス
の無い地域、日曜祝日などの休日運行、夜間運行など、春バスを現時
点では動かすことは難しいということでしたが、たとえば、お隣のさ
いたま市岩槻区では路線バスやコミュニティバスの通っていない地域
に乗合タクシーを運行し始め、好評とお聞きしました。お隣の街のよ
うにタクシー事業者に協力を依頼することはできませんでしょうか、
乗合タクシー導入に向けた市の考えをお伺いします。

1−3
乗合タクシーの導入については、現時点では課題があり、これを克服
しないと難しいようです。
では、改めて、休日、夜間などを含む交通不便地域の対策として、今
後の取り組み方についてお伺いします。

1−4
要望
この件につきましては午前中から続いている課題でもあり、最後は要
望とさせて頂きますが、折角ラッピングバスが走ると大騒ぎしても、
日曜日などは見る影もありません。
たとえば、駅前か市役所本庁舎前、大型商業施設など日中限定でも飾
っておくと言うことはできないものでしょうか。
折角春日部市を訪れた人たちが記念撮影ができるような設定を考える
べきではと要望して、そして、一刻も早く次のバス運行計画では路線
の拡充、夜間休日の対策の拡充を求めて次の質問に移ります。


2点目に、ライトアップ事業についてお伺いいたします。
街おこしなどに関連づけて、平成16年12月、一般質問としてとり
あげて12年がたち、今年3月に古利根公園橋がライトアップされて
地域でも評判がいいようです。
今も12年前と街おこしにかける思いが変わらないことから、何度も
同じ事を提案し続けておりますが、街おこしは官民協働事業と確信す
るものです。
現実に市内のさまざまな団体の皆様の協力を頂いて事業が展開されて
いるわけで、さらに加速度を上げるために市長のリーダーシップを発
揮して頂きたいと思う所です。
そこで、はじめに市がリードして行っているライトアップ事業につい
て、また民間主導のものについて、御答弁を頂きたいと思います。

2−2
さて、公共施設と言えば建物だけではなくて、春日部には彫刻の町と
してのブロンズ像があります。
かつて、このブロンズ像を陽の当たるところへ集約して欲しいと取り
上げたことがありますが、諸般の事情で中々実現できません。
そろそろ光を当てる意味でもライトアップできないものでしょうか。

2−3
また、個人を特定するわけでは、幸手市役所前の個人として事務所を
クリスマスシーズンだけイルミネーションで飾って市民の皆様にも感
動を分け与えてくれてる方もおりますし、春日部市内にも市民の皆様
が個人的に楽しむという感じだとは思いますが、大勢いらっしゃいま
す。
こう言う方を対象にライトアップコンクールとかイルミネーションコ
ンクールというようなイメージで官民協同事業として取り組めないも
のでしょうか。

2−4
古利根公園橋では、先月は児童虐待防止キャンペーンとしてのオレン
ジリボンにちなみ、ここでも期間限定でオレンジ色にライトアップし
て頂きました。
その他にも例えば糖尿病対策のブルーリボンキャンペーン活動などあ
りますので、今後古利根公園橋のライトアップとして、こうしたイベ
ントやキャンペーンのライトアップとして取り組んでいくべきと思い
ますがいかがでしょうか。

11月14日糖尿病・ブルー

2−5
要望
この件につきましては、要望とさせて頂きますが、春日部駅西口のイ
ルミネーションや庄和道の駅などでもささやかな点灯式を行っている
ようですが、こういうことをもう少し、市民を巻き込んで盛大に行う
とか、或いは、新たな試みとして仙台光のページェントみたいなイメ
ージで、藤棚通りで藤棚イルミネーションとか、藤棚に繋げるように、
市役所移転のあとにできる公園とタイアップして、市立医療センター
で糖尿病対策としてのブルーリボンキャンペーンにちなみ、ブルーで
のイルミネーション、児童館などはまさにオレンジリボンキャンペー
ンでのオレンジライトアップなど、明るい夢と希望溢れる春日部を夢
見て、以上要望とさせて頂きます。


3点目に、SDGs・春日部地球会議についてお伺いいたします。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、簡
単にいえば、貧困の撲滅や資源の保全など持続可能な世界の実現をめ
ざす2030年までの国際目標ということで、大きくは貧困の格差や
ジェンダーの平等などの17の開発目標と169の分野別目標と23
0の指標を掲げるなど、国際協調レベル、国家的レベル、地方自治レ
ベル、企業団体や一般人相手ということで、それぞれにターゲットを
明確にし、目標を設定することで、初期の目的を達しようというもの
です。
そもそもは国連主導による大きな話ではありますが、内容はすべての
国、地域、企業、団体、個人にまで運動を理解させ、拡げようという
ものであるとお聞きしました。
そこで、市としてはどのようなこのSDGsに対してどのような認識
をお持ちなのか、お伺いします。

3−2
SDGsは地球規模での人口問題、環境問題、社会現象など多岐に亘
る取組です。
現時点では法的強制力もないことから、定められたすべての目標を達
成しなくてはいけないというものではなく、例えば、9月議会で荒木
議員が取り上げた食品ロスなども身近な取組と言えるものです。
そこで、そんな観点から、現在進行中の春日部市総合振興計画でも理
念として共通のものがあるかと思いますが、いかがでしょうか。

3−3
そこで、今後策定される第2次総合振興計画として継続出来る理念や
新たに取り入れる設定目標などがあるとすればどんなことが想定でき
るでしょうか。

3−4
総合振興計画に限らず、今すぐにでも出来ることは多々あると思う所
ですが、企業、各種団体、教育現場などを巻き込み、たとえば春日部
地球会議などと銘打って、市民の意識啓発を図るという取組はいかが
でしょうか。

3−5
要望
現在行われているワークショップその他のイベントや会議を通じてさ
らに啓発運動に力を入れて頂けると言うことでしたので、最後は要望
とさせて頂きます。
今年は、日本が国連に加盟して60年目の佳節を迎えました。
SDGsは、2030年までの達成をめざす「持続可能な開発目標」
です。
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、すべての人々
に包摂的で公平な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
ものであります。
これらは、日本が国連の中で一貫して訴えてきた「人間の安全保障」、
すなわち、「国家の安全」だけでなく「恐怖と欠乏から人間個人を守
る」ことで平和が築かれるという理念に基づく政策です。
意識の啓発や人材育成なくしては到底達成できるものではありません。
SDGs自体は2030年を目標にしておりますが、理念としては継
続していくべきと思うところです。
人間一人一人の幸福追求の権利を守るために、この理念を口先だけ一
過性のものとならないようにするために、春日部として出来ることが
あるのではないでしょうか。
世界に羽ばたく必要性、広い視野のもつ若者達を育てるために、市と
して取り組むべき課題、市としてできること、市として市民と協同し
て何が出来るか、こういうことを定期的、継続的に話しあう、仮称春
日部地球会議のようなものを立ち上げることや、先ほども答弁頂きま
したが、新たに策定される第2次総合振興計画の中にもこの理念を、
微に入り細に入り、取り入れる事を要望とさせて頂き次の質問に移り
ます。


4.マイナンバーカードの活用・マイナポータル
マイナンバーカードについては、今までも幾度となくお尋ねしたり、
市民サービスの向上を図るために市としての独自の取組を始めるべき
では無いかとお訴えしつつ、いよいよ正式に稼動を始めておりますの
で、まずは現時点での市民からの問い合わせ、申請状況その他の動向
についてお伺いします。
というのは、住基カードの時代から未だに、セキュリティの問題や、
実際に申請する必要があるのかという質問が未だにこちらに届くもの
ですから、そういった声はとどいていないのか、また、マイナンバー
カードとしての活用状況としてはどうなっているのか、どんなことに
使えるのか、一般市民の皆様が利用方法などの詳細を知るにはどうし
たらいいのか、お尋ねして一度目の質問と致します。

4−2
先ほどの答弁で、マイナンバーカードの活用の手段としてマイナポー
タルとありました。具体的にマイナポータルとはどういうものでしょ
うか、概要についてお伺いします。

4−3
マイナポータルはパソコンを使うサービスと言うことですが、高齢の
方や障がいをお持ちの方、一般市民の皆様の中には、現実問題として
お家の中にパソコンが無い人もおります。そういう場合には不公平な
サービスにも思えますが、そういう方達にもマイナポータルの利用は
可能でしょうか。

4−4
将来的には一般市民も活用できるようにパソコンを窓口に設置して頂
けるということでしたが、逆にマイナンバーカードを持たない場合は
マイナポータルを活用できないということになりますか。

4−5
次にマイナンバーカードを持っていて、パソコンがあっても、マイナ
ポータルを利用するためにICカードリーダーが必要とお聞きしました
がその仕組みというか、利用方法についてお伺いします。

4−6
では、最後にマイナポータルを含むマイナンバーカードの今後のロー
ドマップについてお伺いします。


要望
さて、最後は要望と致しますが、未だ一部の方はマイナンバーカード
に対して一抹の不安を抱いておりますので、その不安をなくす努力と、
マイナンバーカードのサービスの利便性の積極的なアピールと、そし
て、藤ちゃんカードとの連携など可能な限り、市として独自のサービ
スを導入できるよう研究検討を要望して、一般質問を終えます。