平成27年3月度 定例議会 一般質問

議席番号31番 栗原信司 でございます。
平成27年3月定例議会における市政に関する一般質問を発言通告書に
基づきまして順次行って参ります。
いよいよ弥生3月、春本番です。
春風のような爽やかな答弁をお願いします。

1.減災プロジェクトの導入について
先月、斉藤議員、大野議員と消防関係の皆さまと江戸川水防組合として
の行政視察に参加させていただき、種々御教授を頂きました。
その際、気象情報を専門に扱うウェザーニューズ社を最後の視察先とし
て訪問しました。
そこでは船舶、航空、鉄道、マスコミなどとの連携や、今回、一緒に江
戸水として行政視察に同行された三郷市、吉川市など国内では200を
越える自治体との連携による導入実績があるそうです。
各自治体とタイアップした取り組みを行っている様子を目の当たりにし
て、春日部市としても出来る取り組みがあるのでは無いかなと思いまし
て、今回取り上げさせて頂きました。
相手が自然現象なので100%の防災対策はもとより不可能かなと思い
ますが、減災対策としての観点から出来ることがあるのではないでしょ
うか。
そこで、まず始めに、現在、市が行っている災害に関する情報発信ツー
ルに関して、それぞれのメリットデメリットなどについてお伺いします。


1−2
始めに、実際の災害時の情報発信としてはどのような手順に乗っ取り行
っているのかお伺いします。


1−3
その中で、減災としての観点からどのような周知啓発を行っていますか。


1−4
市としての減災に向けた取り組みについては理解できましたが、減災の
ためには、市民も一緒になって市の取り組みとタイアップすることが重
要と思います。
受け身ではなくて能動的に住民参加型の情報共有出来るような仕組みを
作り上げることが大事ではないかと思います。
そこで、今回新たな提案として、「減災プロジェクト」の導入を提言さ
せて頂きますが、市民が参画できる情報発信事業についてはどう思いま
すか。


1−5
最後は要望とさせて頂きますが、答弁では県が行っている減災プロジェ
クトの取り組みを市民に報せるとありました。
これは実は大事な事です。
誰もが手にしているデジカメやスマフォという身近なツールを活用し、
気象状況や被害状況を撮影して、市のウェブサイト上の地図にコメント
を添えて投稿することで、リアルタイムに市内の被害状況などを共有で
きます。
被害情報を掌握することで二次災害を防ぐことも可能になります。
自助・共助という意識の高揚を図ることで、減災にも繋がると思います
ので、早期導入を念願し、次の質問に移ります。



2.スマートフォン向けのサイトの充実を、ということでお伺いいたし
ます。

スマートフォン向けサイトの構築と言う事については平成23年12月
議会をはじめ、事あることに市民の声としてお伝えしてきました。
時期尚早というか、スマフォは画面を引き延ばすことが出来るからとい
うことで、結果的には、スマフォ向けのトップページのみを作って頂い
たところです。
ですから、その先の詳細な情報を得るための画面は通常のパソコン用の
画面になってしまいますので、どうしても使い勝手が悪いなと思う所で
す。
さて、そのスマフォの保有率は60%を超えてしまいました。
今までが不真面目、とは言いませんが、そろそろ真面目に検討して頂い
ても良いのではないかと思うのですが、市の考えをお伺いします。


2−2
答弁ではここ数年、スマフォから市の公式サイトを閲覧する人が急増し
ているとのことで、かなり前向きに検討して頂けそうなので、早期実現
を大いに期待するところです。
さて、そうはいっても、市が提供する情報は多岐に亘りますので、一気
に全部の作り替えとなると時間も労力もかかるのかなと思いますので、
まずは広報かすかべだけでもスマフォバージョンを作って頂けないもの
でしょうか。
と申し上げますのは、実は最近無料アプリで「i広報紙」と言うスマフ
ォ向けの広報紙の専門アプリを見つけたので、これを利用してはどうか
と、提案させて頂いたのですが、先日の総務委員会で、この4月から導
入すると言う事の報告がありましたので、この壇上で取り上げる必要が
なくなりましたので、この部分は割愛させて頂きます。
このアプリのメリットは、手間も費用もかからず、電車での通勤時間な
ど、いつでもどこでも手軽に広報紙を読むことができるものです。
デメリットとして、紙ベースの通常の広報かすかべをPDFファイルに
したものなので、結局は画面上で大きく引き延ばさないと見辛い,と言
うことになりますので、やはり一刻も早く、スマフォの画面に特化した
内容にして頂くことを要望するものです。
さて、4月から導入と言う事でしたが、4月と言えば、統一地方選挙が
実施されますので、例えば、選管だけでもスマフォ対応のページは作成
できないものでしょうか。
また、直ぐに対応が出来ないのであれば、せめて、選挙公報だけでも、
スマフォバージョンができないものかお伺いいたします。
選挙公報は、基本的には紙媒体による新聞などの折り込みなどと言う形
で各家庭に配られますが、最近は新聞を取らないご家庭も多く、選挙公
報が配布されてることすら知らないご家庭も多いです。
投票率アップにも一役買うことが出来るのかなと言う事でお伺いいたし
ます。


2−3
埼玉県選挙管理委員会の指示に従うということで無理のようです。
出来ることは市の選管のHPから、県の選管のHPの選挙公報のページ
にリンクを張るぐらいとのことですが、実は先ほどの「i広報紙」と言
うアプリではプッシュ機能があることから、選挙公報をアップしたタイ
ミングで、有権者に向かって選挙公報がアップされましたと情報発信で
きます。
市として独自に選挙公報を載せることが出来ないのであれば、こういっ
たアプリやLINEやツイッターなどといったプッシュ機能をもったS
NSの活用によって、選挙公報のお知らせぐらいは出来るのかなと思い
ますが、いかがでしょうか。


2−4
ITの活用に関しては充実してきている春日部ですので、要望にも応え
て頂けるものと期待しております。
少なくても過去最低の投票率が続いていることもありますので、i広報
紙を活用した広報事業、同様に4月の統一地方選挙の際の選挙公報にも
対応できる仕組み作り、メルマガを始め、各種SNS事業を活用してい
ただき、少しでも広範囲な有権者への情報提供、投票率アップにも繋げ
て頂きたいと思います。
冒頭のスマートフォン向けのサイトも年度内は無理そうですが、新年度
または遅くても次年度には出来そうかなと思いましたので、とにかく早
急に対応をして頂くことを要望して、次の質問に移ります。



3.市民健康づくり推進条例の制定についてお伺いします。
医学、社会保障制度が充実するにつれて、市民の皆さまの長寿命化も加
速度を上げておりますが、問題は健康で長生きできるかどうかというこ
とになります。
市民の皆さまの健康に関する意識の高まりを受けて、市では、昨年「市
民健康づくり計画」を制定しました。
そこで、先ず始めにこの計画の概要と申しましょうか、主な取り組み、
内容についてご説明をお願いします。


3−2
答弁ではワーキンググループを立ち上げ、取り組んで居るようですが、
その主な構成メンバー、今までの流れについて教えて下さい。


3−3
市民の健康を守り、促進するために、市民協働で大きく推進しようとい
うことで、その道の専門家を中心に種々協議が行われいるようですが、
その中から見えてきたもの、今後の方向性などについて教えて下さい。


3−4
つまり様々な取り組み、市としても計画を作り、市民の立場でも市とタ
イアップして、健康づくりを目指そうと言う事のようですので、これを
強力に推進するために条例として制定して、全市を挙げて取り組むべき
と思いますが、いかがでしょうか。


3−5
健康づくりの概念は、世界保健機関では、人々が健康を管理し、より健
康にすごせる可能性を模索する方法として位置づけています。
また、アメリカでは、健康づくりは「適正な健康状態の獲得を目的とし
た、生活様式の改変を支援する科学と技術」であるという考えもあるよ
うです。
国際的にも、国としても健康でいられることを優先課題としていますし、
春日部市でも官民一体となって、健康づくりを強く推進するためにも、
条例化すべきと改めて要望して次の質問に移ります。



4.住居表示について
住居表示を早急に実施すべきと言う点については今までも何度も取り上
げられてきました。地域の問題は地域で意見を集約して進めるべきと言
う事もあって、市としては積極的には動けないというのが繰り返されて
きた答弁だったと思います。
しかし、現場では新しく転入された方からは、旧態依然の地番に基づく
住所では何かと不便という声が多くあがっております。新市施行10周
年のこの佳節に全市をあげて住居表示の導入に向け、市としてリーダー
シップを図るべきと思いますが、現状の住居表示制度についてどうなっ
ているのかお伺いします。


4−2
住居表示が出来てる地域と出来なかった地域とありますが、どのような
手順を踏めば住居表示ができるのかお伺いします。


4−3
地域住民の声が沸き起こることが基本かなと思う所ですが、日常の生活
に追われていると何かのきっかけがないと動き始めないのかなと思いま
すが、例えば、八木崎地区などでは、新しく街づくりプランなども動き
始めています。
こういうタイミングを活かして住居表示に関する住民説明会などを行う
ことはできないものでしょうか。


4−4
市民の皆さまもどうして良いのか、わからない方も多いし、なかなか音
頭を取るというもの難しいし、また住居表示のメリット、デメリットも
わかりづらい部分もあるのかなと思いますが、この辺はいかがでしょう
か。


4−5
さて、最後に諸般の事情を乗り越えて、市としてなんとかリーダーシッ
プを発揮していただけることを要望します。