平成20年9月度 一般質問


議席番号34番栗原信司でございます。発言通告書に基づきまして市政に関
する一般質問を行って参ります。

1.公共施設の利用に関して
はじめに、公共施設の利用に関して、2点お伺いします。

@点目に図書館、プール、その他文化施設や体育施設の広域相互利用につい
てお伺いします。現在、図書館やプールの利用などに関して、東部中央都市
連絡協議会として近隣市町と相互利用が出来るようになっています。
しかしながら、さいたま市や越谷市などとの連携などにはまだまだ、不十分
な点が見られます。
そこで、公共施設の相互利用についての市の考え方をお伺いします。

A点目にボランティア・ポイント制度で公民館利用料金減免へと言うことに
ついてお伺いします。公民館の有料化が始まって以来、幾度となく市民の方
々から、減免に対するご意見が寄せられているところですが、公共施設とい
えども常時利用する方とほとんど利用しない方の不公平感を無くすためには
有料化は至極当然の選択と言えると思うところです。
そして、その反面、使う人の立場や環境を考えると減免措置はあってしかる
べきと思うところです。そこで、地域活動を行うなど、市や自治体などに貢
献する団体にはそれぞれの地域活動を1時間単位のボランティアポイントと
して評価し、これをカードにスタンプなどで押印し、公共施設の利用料金と
して使うことが出来ないものかお伺いします。



2回目
1.公共施設の利用に関して
各種御答弁を頂きました。再度おたずねして参ります。

@点目に公共施設の広域相互利用に関して、答弁にもありましたが、春日部
市の市民が越谷市の図書館を使うことは可能のようです。また、さいたま市
のプールなども所定の入場料を払うことで利用できます。しかし、逆に越谷
市民が春日部市の図書館を利用するためには、勤務先が春日部にあり、社員
証などの証明書が必要と伺うところです。また、さいたま市の市民が春日部
の市民プールを利用するには市外からの利用と言うことで春日部市民の倍料
金を払わないと利用できません。

つまり、元々は春日部市民だった方、春日部市に市税を納めてきた方が転勤
や結婚などにより越谷市やさいたま市に転居してしまうと生まれ育った古巣
での利用に差別が生じると言うことになります。こういった不自由を無くす
ことが出来ないものか、改めてお伺いします。

A点目にボランティアポイント制度についてお伺いします。この点に関して
は過去にも介護に関連して、また、福祉施策に関連して、と取り上げてきた
ところですが、今回改めて申し上げたいのは、昨年から始まりました公民館
等の有料化に伴いまして、賛成、反対と市民の皆様からは色々なご意見を寄
せられていることから、是非とも見直しは必要かも知れないと思いつつ、公
民館を日常的に使う人もいれば、ほとんど縁のない人もいらっしゃるわけで
すので、有料化は当然かなと思いつつ、さらに地域貢献という立場で使う人
も居れば単純に個人的な趣味などで利用する人もいらっしゃるわけですので、
この辺を明確に区別するなり、区別が出来ない場合には地域貢献をポイント
として評価してあげることは出来ないものか、また、評価することで公共的
な意識を高揚させることになればいいなという観点より、ご提案をさせてい
ただくものです。

全くのたとえ話ですが、一人1時間の公園の草取りをすれば、10ポイント
をカードなどにスタンプして、これが10人でやれば100ポイントとなり、
公民館の利用料金から減免するなど検討しては頂けないでしょうか。この点
についてお伺いします。



2.路上喫煙の防止に関する条例の制定について
大きく2点目として、路上喫煙の防止に関する条例の制定についてお伺いし
ます。今を去ること5年前、平成15年健康増進法の改正の際に受動喫煙の
防止ということが定められたことを契機として議会で取り上げて以来、ほぼ
毎年のように取り上げさせていただいています。その運動を展開する中で、
例えば市役所本庁舎内でも分煙対策がすすんだり、最近では広報かすかべの
紙面においても喫煙は害になります、と言うような事を強く訴えられている
ことより、そろそろ、次の段階に進み、市民全体の意識の高揚を図るような
取組を始めるときかなと思うところです。既に制定している近隣市と歩調を
合わせ、特例市となったことを良い機会としてとらえ、24万都市にふさわ
しい春日部市にしたいと思います。路上喫煙の防止に関する条例の制定に向
けた市の考えをお伺いします。


2回目
2.路上喫煙の防止に関する条例の制定について
改めて申し上げることもないかも知れませんが、越谷市、さいたま市、川口
市、朝霞市、新座市、川越市では路上喫煙の防止に関する条例を制定してい
ます。この先進の取組が無理なのか、名称が気に入らないのであれば、所沢
市、狭山市、東京の中央区、足立区、千葉県印西市、静岡県三島市などのよ
うに歩きたばこ等の防止に関する条例ならいかがでしょうか。市の進むべき
道について改めてお伺いします。


3回目
2.路上喫煙の防止に関する条例の制定について
今すぐがダメならば、いつになったら検討を始めるのか、または、これに代
わる具体的な対策をお持ちなのか、いつになったら市として真剣な姿を市民
に示すのかお伺いします。

そして、この件については市長にお尋ねします。市長には部長と同じ事を聞
いても仕方ありませんので、大都市圏ではほぼ、こういった条例を作って市
民と協同の街作りを目指しています。この件については過去5年間ほぼ進展
がなかったことをうけて、もっと強力に進めるべきと提案してるわけですけ
ど、市長の目指す商都復活、賑わいのある街作りとは無縁には思われません。
無縁とは無煙ということで、煙のない街作りについてのお考えをお伺いした
いと思います。そして、少なくても県内40市の3分の1が既に実施してい
る条例の制定を変わった街だなと思っているのか、早く追いつこうと思って
いるのか、お伺いして、一般質問を終えたいと思います。



3.クールアース・デーに関する取り組みについて
クールアースデーとは公明党青年局が本年4月に発表した青年政策特集、ユ
ースポリシー2008の中で、地球温暖化防止への啓発を求める取り組みの
一環として、7月7日の七夕の日を、みんなで地球環境を考え、行動する日、
すなわちクールアース・デーと定めるよう主張したところから始まります。
その後、青年党員が全国街頭での署名活動を行うなどして、集まった6万8
433人の署名を本年6月9日、福田総理大臣に届け、クールアース・デー
の創設を求めたところ、その日の夕方、地球温暖化対策福田ビジョンが発表
され、その提言の中で「国民の意識転換を促すものとしてクールアース・デ
ーを設定したい」と言及されたものです。

そして、その中で7月7日はG8、洞爺湖サミットの開催初日ということに
因んで、この日の夜8時から10時まで、一斉に消灯し、天の川を見ながら、
地球環境の大事さを国民全体で再認識する日としようということになったも
のです。この日全国では、レインボーブリッジや東京タワーなど7万を超え
る自治体や企業などが協賛してくれて、参加をしてくれたようですが、春日
部市ではいかがだったのでしょうか。
また、こういう流れをうけ、今後春日部市としてどのようなことが考えられ
るのか、クールアース・デーをどうとらえることが出来るかをお伺いします。


2回目
3.クールアース・デーに関する取り組みについて
一つ二つご提案申し上げ市民意識の高揚を図るべきだと思います。
 @点目にライトダウン消灯式を、についてでありますが、こういったこと
をイベントとして企画したらいいのではないでしょうか。ライトアップとな
ると灯りを買ったり、照明の準備をしたりと、何かと予算や多くの人手を要
するかと思いますが、クールアース・デーはライトダウンが基本ですので、
イベント自体に多額の費用がかかるわけでもなく、主催者側としても、また
一般市民や企業団体等の参加を呼びかけるにしても呼びかけがしやすく、楽
しいイベントとなるのではないでしょうか。

 A点目に廃校・児童センターを利用して星空観察をするのは、いかがでし
ょうか。地球の環境問題を考えるには宇宙を見上げて、いろいろな星の運行
に思いを馳せるというのが小さいようで大きな効果があります。特に明日を
担う子供達と大人達が一緒に満天の星空を眺めるというのは大変に重要な意
味があると思います。廃校となった学校の校庭、牛島の児童センターの屋上
や、総合公園のグラウンドなどにシュラフやシートを並べて親子で空を見上
げ夏休みや冬休みのイベントにして、そこには星座について解説できる人を
案内人としてお呼びして、大人も子どもも共に地球環境を学べる場にすべき
かなと思いますがこの点はいかがでしょうか。以上、2点についてお伺いし
ます。



4.行政手続きを一カ所で行う・ワンストップサービスについて
大きく4点目に行政手続きを一カ所で行う・ワンストップサービスについて
お伺いします。今、春日部市では総合受付の窓口を開設し、来庁者の様々な
要望に対して丁寧に優しく案内をしてくれています。これは大変に好評であ
ります。しかしながら、転入の際などには、市民課、国民健康保険課、子ど
も家庭課、教育委員会関係などあちこちをめぐり、その都度何のために来庁
したのかなどを説明しなければなりません。どこに行っても並ぶことになる
し、どこに行っても同じ話を繰り返すわけです。時間も手間もかかり市民へ
の負担は相当なものになります。
そこで、この手続きを一度で済ませる取り組み、いわゆるワンストップサー
ビスが出来ないものかお伺いして、一回目の質問とさせていただきます。



2回目
4.行政手続きを一カ所で行う・ワンストップサービスについて
この件につきましては、御答弁にもあったとおり、市民の皆様が来庁される
目的は多岐に亘ると共に、来庁される方のご家族の環境や背景なども様々あ
りますので全ての行政手続きを一カ所で済ませると言うことは何かと問題も
あるかと思います。
しかし、今回この問題を改めて取り上げましたのは、地域の方のお身内に不
幸があり、この不幸というものは急に来るものですから、心の準備も出来て
いないところに、あれやこれやと手続きをしなければならない問題が多く発
生したことによります。急なことですから、当然に不慣れな部分も多くあり
ます。不慣れ中、関係する部署のあちこちを回らねばならなかったそうです。
悲しみをこらえるだけでも精一杯なのに、同じ説明をくどくどと繰り返すこ
とになるご家族のことを行政の立場としてよくよく考えてあげて、少しでも
市民サービスの向上になるように取り組みをするべきと思いますが、いかが
でしょうか。
そこで改めてお伺いしますが、たとえば、

@総合受付の所か市民課の窓口にこのような場合の机を用意して全ての手続
きを一カ所で済ませることはできないものか。
Aまたは、本人が一度記載したものを受付担当がコピーするなどして関連す
る担当課に回せないものか。
Bまたは、関連する担当課の職員が一同に集まってきて一度に話を聞いて手
続きを済ませることが出来ないものか。
Cまたは、こういう部門を立ち上げて、市民に代わって全ての手続きを代行
できないものか。
DIT化を強力に進めて、自宅からでも手続きを済ませられるように出来な
いものか。
E関連する担当課からそれぞれ順番なり、スケジュールを組んでこういう場
合の対策がとれないものか。

以上、考えられるものをいくつか提案してみましたが、これに限らず、ワン
ストップサービスに向けた市の取組について改めてお伺いして、悲しみの中
の市民の心を少しでも安らげる対策をお願い申し上げ2回目の質問とさせて
いただきます。