議席番号34番栗原信司でございます。
発言通告書に基づきまして、平成19年3月度定例議会における一般質問を
行って参ります。今回も庶民の小さな声を拾わせて頂いております。庶民の
目線に立った御答弁を頂けますようにお願いしつつ順次行って参ります。 

1.公共施設に関して
初めに、公共施設に関しての1点目として、IT化の推進と言うことでお尋
ねをします。
ITとか電子自治という言葉自体はさすがに落ち着いて来た感じがします。
しかし、そうは言いつつも、景気を支えているのは間違いもなくIT関連の
産業の類の力に依るところが大きいように思います。そこで、そんな観点か
らも行政としても更なる推進策を図ることは大事な事かなと思うところであ
り、改めて取り上げさせて頂きました。具体的には、市営緑町住宅にお住ま
いの方数人から声が届きました。いわゆる光ファイバーを利用し、インター
ネットに接続する場合には、現状では個人としてのマイホーム扱いの割高な
接続契約となってしまっていると。

しかし、ここは誰が見ても集合住宅であります。割安な集合住宅扱いの契約
が可能ではないのかなと思うところですが、何か、市としての制限とか、制
約はあるのでしょうか。それとも、ただ、単純に現にお住まいでインターネ
ットに繋いでいる皆さんが何も知らずに、業者の複数の人が契約をすること
で割安な契約が出来るモノなのかお尋ねします。

次に、公共施設のITに関連してもう一点取り上げさせて頂きますが、幾度
となく、一般質問として取り上げることで、中央公民館や中央図書館で無線
LANとしての接続が出来るようになり、大変な好評を頂いております。そ
こで、更なる利用施設の拡大に対する考えと、そして、現状では個人差があ
るものの原則としては有料でありますので、無料の無線LANの導入が出来
ないモノか、この2点についてお伺いします。

さらに、公共施設に関して、複合施設化へ向けた建て替えについてお伺いし
ます。市立病院を初め各種公民館や学校など、老朽化が進むものの財政難等
を理由になかなか建て替えが前に進まないのは、ある意味ではやむを得ない
ところなと思うところであります。

しかし、昨今の大災害を思うに付け、緊急避難場所になったり、いざという
ときの司令塔などの役割となるような公共施設が老朽化していくのは大変に
辛いものがあります。そこで、現在計画が進行中の粕壁A街区3丁目地区の
第9保育所や児童館などのように複合施設として幾多の機能を併せ持つ施設
とすることで老朽化の激しい公共施設をまとめて建て替えることは、当然視
野に入れているものとは思いますが、このあたりの事について、今後の計画
はどうなっているのかお伺い致します。いわゆる、市立病院と市役所、市民
文化会館、公民館の類を一つにしてしまうなどの検討はされているのか、お
伺いします。

関連して、庄和地域の森の中の図書館構想がほんの少しずつ歩き出している
ところではありますが、先日来、既に大まかな青写真が出来上がったような
説明がされたところではありますが、どうせ作るのなら将来を展望し、中央
図書館と銘打ち、春日部市の顔の一つになるようにしてしまうのはいかがで
しょうか。

また、先日も数人の議員さん方からも環境問題が取り上げられたこと、春日
部市には環境副大臣もいらっしゃるわけですし、さらにまた前任の環境副大
臣は公明党の高野博師議員でありました。また、少し前には、環境庁長官も
この春日部出身です。こういった、人と地域の優れた環境を活かして中央図
書館と環境博物館を複合施設化して整備する事はいかがでしょうか。春日部
市をどんどん磨いて全国にPRするべきではないかと思いますがいかがでし
ょうか。春日部市の公共施設に関して複合施設化への取り組み方についてお
伺いします。

1−2.公共施設について
先ほどの答弁ではやや理解が出来たところではありますけれども、現実にそ
の辺の事が理解されずに割高な接続契約となっているわけですので、改めて
お伺いしますが、要するに現実の対応として例えば自治会として業者を呼ん
で、住民説明会のようなことの開催が必要となるのか、それとも単純に各個
人が業者に申し込む際に割安な集合住宅扱いの申請をすればそれで問題は解
決されるのか、この辺の手順についてもう少し、具体的に説明をお願いしま
す。そして、電子自治を推進する立場としては戸建ての市営住宅などでもこ
の扱いになるようにならないものかお伺いします。

公共施設の複合化に関しては市内には多くの建て替えを今や遅しと待ってる
ものがあります。埼玉県から譲り受けた商工センターアクシスや手すりも満
足についていないでご高齢の方に優しくない市民文化会館、大沼総合体育館
など。これらの公共施設の今後の建て替えはバス路線の拡充策を図ることな
どを念頭において考えることで市内の豊かな環境と言う財産をしっかりと活
用した複合施設化を図るべきと思うところであります。

今すぐには無理にしても待ったなしの施設が多い春日部としては沼端小学校
の活用、龍Q館という国からのプレゼントのような施設も大きな財産であり
ますし、これらの施設と相まって森の中の滞在型図書館を中央図書館として
位置づけ、それに併設するように環境博物館の建設を国に要望するなど県議
会議員、国会議員の諸先生方にもどんどん働きかけをすべきではないのかな
と思うところであり、そんな観点からも市としての具体策についてお伺いし
ます。


2.ドッグランについて
大きく2点目としてドッグランの設置に関するその後の取り組み状況につい
てお伺いします。これは、前任の三枝市長の時から幾度となく取り上げてき
ました。市民代表の有志の方々によるドッグランの設置を求める市民の会に
よる「ドッグランの早期設置を求める要望書」ではわずかな期間に2,19
1名分の署名が集まったことを重く受け止め、早期実現を目指して動き出し
ますと答弁があったもののそれきりであります。世界中を探し回っているわ
けでもないと思います。そろそろ市民との約束を果たすべきではないかと思
いますが、設置の方向性はあるのか、実現に向けての取り組みについてお伺
いします。


2−2.ドッグラン
署名を提出してからこの3年間の間を待たせるほど、一体どれくらいの場所
を選定に歩いたのかと聞きたいところではありますが、市長の英断と職員の
ご努力で大きく道が開け、先ほどの答弁では極めて前向きと言うよりも、明
日にでもオープンしそうな勢いと思えました。深く感謝するところです。

さて、ところで、今後の具体的な流れはどうなのでしょうか。
例えば、今年度早い時期というのはこの上半期、たとえば、夏休み前にもオ
ープンができるのか、正式発表はいつになるのか、そして、公民館などは有
料化の流れになっていますが、ドッグランが出来た暁には同様になるのか、
この辺についてお伺いします。そして、将来的には地区別にも整備をしてい
って欲しいところですがこの辺の事は可能なのか、お伺いします。


3.少子化対策について
大きく3点目に少子化対策についてお伺いします。
徐々にではありますが、市長の目指す日本一子育てのしやすい街に近づいて
いるような、そんなおぼろげな雰囲気が見え隠れしつつありますが、今回は
最近巷で流行の保育料問題を取り上げさせて頂きます。生活が苦しいから外
に出て働く。外に出るためには可愛い子どもを保育園などに預けないといけ
ない。ところが保育料が高いので預けるのも大変という保護者の声がありま
す。

そこで、たとえば、世田谷区や熊本県八代市などのように保育料の更なる減
免策として、第3子に対して9割減免ではなくて全額を免除すると言うこと
はできないのでしょうか。現状でも第2子には5割、第3子には9割の減免
という措置がされていますので、この9割の減免が10割になっても、それ
ほど大きな負担になるとは思えません。対象者数の把握はされているのか、
負担として増額となる総額としてはどのくらいなのかお伺いさせて頂き、そ
の上で市としての取り組むことは出来ないものかお伺いします。


3−2.少子化対策
少子化対策について再度お伺いします。
石川市長が就任以来、幾度となくこの議場での答弁から、少子化対策は金銭
的なものだけではなく、様々な取り組みの中で総合的に施策を実施していく
ものだとありました。国や地方をあげての財政不足を補うためには、何とし
てでも、この少子化をくい止めることがとても大事なことだと確信します。

バランスのとれた人口構成の社会を作り上げることは、年金問題や保険問題
などの多くの課題を解決するためにも、次の後継者となるべき子ども達がこ
の世に生を受けて、成長し、社会に出て思う存分羽ばたくまで、充実の子育
て支援策を市として取り組むのは当然であり、そう思うと、いわゆる日本一
子育てしやすい街を目指すと言うのはとってもステキな施策だと思います。

子育てに関しては日本一。単純明快でとってもわかりやすいです。一歩でも
1mmでも良いから先に進み出て日本一を目指す。わかりやすいし、全世界
にアピールできるなと思います。まあ強いて言えば、子育てに関する全てに
一番を目指すのか、子育てに関する何か一つだけ秀でようとするのか、いつ
の時点で日本一になるのか、多少わかりづらい部分もなきにしもあらずです
が、いずれにしてもしっかりとアピールできる内容にして欲しいものです。

そこで、思いますに第3子の保育料を全額補助する自治体は大変多くなって
おります。早く追いつかないと日本一から遠のいてしまいます。先ほどは第
3子への補助と提案させていただきましたけど、こころの中では、第1子、
第2子からでも実施して欲しいと願うところです。しかし、これは本当に多
くの財源を必要とすることはわかりきっていますので、せめて、小さくても
いいから一歩前進の御答弁を改めてお伺いさせて頂きたいと思います。


4.「春日部市の日」の制定について
合併効果が目に見えるように表れるようになって欲しいし、庄和地域も春日
部地域も早く一体感に包まれて欲しいという青年達の熱き思いを代弁して昨
年この問題を提起しました。その時には石川市長は大変良い提案だと御答弁
を頂きましたが、市民アンケートの結果も待ちたいと言うことでした。そし
て、そのアンケートも終了しましたがその結果はどうだったのでしょうか。

本年の市長の市政運営方針にもあります、活力のあるまちづくりという基本
施策と大きく合致した内容になる事業と自負しておりますが、アンケートの
結果を踏まえて市長はどのように判断をされたのでしょうか、お伺いを致し
ます。

市の日を制定することで、この春日部は市の日を制定するような街、新しい
春日部を市民と行政が一体となって取り組み街だと言うことを全国にアピー
ルできると思います。まさに、人口増加策の一つの手法と言えるのではない
でしょうか。前向きな御答弁をお聞かせ下さい。


4−2.市の日
さて、市の日の制定自体は多額の費用がかかるものではありません。合併間
もないこのタイミングを逃すと寂しいものが出てきます。例えば藤祭りのイ
ベントに合わせて発表し、藤祭りに花を添えるというのはいかがでしょうか。
早期制定を夢見て改めて、市長のご見解をお伺いします。


5.公用車に青色回転灯の設置。
この問題も一昨年取り上げました。昨年は武議員も取り上げました。法改正
もあり実現は可能と言うことでしたが、その後の検討はどうなったのでしょ
うか。少ない費用で効果は大きいし、安心安全のまちづくりは市長の市政運
営方針にも示されたメインテーマです。市として出来る最大限の努力をすべ
きと思い改めて取り上げさせて頂きました。市の取り組みについてお伺いし、
一回目の質問とさせて頂きます。


5−2.公用車に青色回転灯
夕方、夜間、休日など市民の財産である公用車を有効に活用するため、そし
て、市長の市政運営方針の、行政には信頼を、生活環境には安心安全を重視
するまちづくりを目指して一刻も早く導入するべきと思いますが、導入の時
期はどうなっているのでしょうか。改めてお伺いいたします。

業者にも依るところですが、青色回転灯は1個、5〜6千円というものです。
どう考えても地域と一体となった防犯対策を進めるための費用としては極め
て安いし、これはもう本当に多くの自治体で実施しています。未だに実施し
ていないのが不思議なくらいです。進級進学のこの時期に可愛い子ども達を
守る意味からも新年度を待たずに実施して欲しいところですが市の考えをお
伺いします。

また、導入された場合、他市のように民間団体や町会などのボランティア団
体への貸出は出来るのでしょうか。
この点についてお伺いして2回目の質問とさせて頂きます。