平成18年6月度一般質問

議席番号34番栗原信司でございます。
発言通告書に基づきまして市政に関する一般質問を行ってまいります。
多くの市民の皆様からしっかりと頑張るようにと負託を受け3期目の議席を頂き
ました。市長を始め執行部の皆様にはこれからも又、どうぞ宜しくお願いいたし
ます。

さて今回は質問事項が6項目と多くなってしまいました。特に過去に取り上げた
問題については質問事項も要点のみに絞らせていただきますので答弁も簡潔明瞭
かつ前向きにお願いします。


1.乳幼児のショートステイ・一時預かり事業について
現在、春日部市では公立の保育園やファミリーサポートセンターを介しての一時
保育事業を実施しているわけではありますが、核家族に見られるように、ますま
す多様化する生活パターンの中で、さらなる子育て環境の拡充を求める声が上が
っております。いわゆる乳幼児のショートスティを是非導入して欲しいと言うも
のです。

市の保育所などでは、予め予約をすることで、一時預かり事業が展開されている
ところでありますが、これは日中に限ります。そうしますと、保護者が事故に巻
き込まれた等の理由で家に戻れなくなった場合や、保護者が1人のご家庭で出張
を余儀なくされる場合に、丸1日とか、数日に亘り家を空けなければならない場
合に子供を預かって頂けるシステムを作って欲しいと言う保護者からの声があり
ます。これに対して、是非とも導入を求める方向で、春日部市として今後の取り
組みについてお伺いします。


2.救急医療の対策について
子育てに関連してお伺いします。今年に入ってから手元に寄せられた苦情が数件
あります。これは今までも幾度となく寄せられている苦情と認識するところです
が、市としての取り組みについてお伺いします。特に夜間小児救急として開設し
ている東部第二小児救急平日夜間診療部(春日部市立病院敷地内)は平日の夜間
のみ。それも祝日は除くとか、休日などは市内救急告示医療機関を利用しなけれ
ばいけないなど一般市民には何かと不自由な思いをしています。まさに、こうい
った所にこそ行政の力を介入させるべきと思うところでありますが、市の取り組
みをお伺いします。

HPなどには、お近くに休日夜間急患センターや在宅当番医がない場合、また、
診療科目、診療時間により診察が受けられない場合には、埼玉県救急医療情報セ
ンターへ電話をしてください。救急医療情報センターでは、365日、24時間、
県民の皆さんからの電話に応じ、ご希望の地域に近い医療機関を案内しています。
(歯科については、ご案内できません)などと書いてはありますが、いざという
事態にあってはそんな判断は市民には到底できません。行政の立場からどこに行
けば診療を受けることが可能なのか、こんな問題にしっかりと応えられるシステ
ムを作り上げるべきかと思いますがいかがでしょうか、御答弁をお願いします。



3.障害児支援策について
この問題の直接の契機となりました内容につきましては、個別の具体的な相談と
して、担当の職員の関係者には直接お話しをさせて頂きましたので、質問の内容
としては良く良く理解をして頂いている事と思いますが、今回、改めて取り上げ
させて頂きましたのは、個別の相談をされた複数人の保護者の皆さんがほぼ同じ
内容の悩みを抱えていたことから、これは一つの形を作り上げることで住民サー
ビスの向上が図れるのではないかと判断したからであります。

障害と言いましても内容、種類、程度の差はあります。それにしても、生後間も
ない赤ちゃんが何らかの障害を持ってるようだと医師が判断した場合において、
その子が乳幼児期から成人に至るまでの加齢に伴う部分の対策、例えば幼児期の
言葉の教室がどこで開かれているとか、民間の関連サークルにはこういうものが
ありますとか、児童相談所ではこれこれといった相談にのるとか、市の子ども家
庭課で相談に乗るのはこういったことですとか、官民を問わずに取り組まれてき
たことなどにこれこれのものがありますといったものを一つのガイドラインとか、
マニュアルのようにして示してあげることぐらいは行政における住民サービスの
一環ではないかと思います。

生まれて間もない子供が障害と認定されて、その後どうしたらいいのか、誰に相
談し、どこに行けばなんらかの手が打てるのか、こんな事を成長の過程に合わせ
て示してあげることをやるべきと思いますが市のご見解をお伺いします。


4.春日部市の日の制定について
先日、無事に合併記念式典も終了したところではあります。近隣市町村からも大
勢の来賓の方が祝福に駆けつけてくれました。有り難いことと思うところであり
ます。

そこで、と言うわけではありませんが、この合併を記念して「春日部市の日」の
制定をするべきではと思うのですが、いかがでしょうか。この提案は、明日の春
日部を担いたいと青年達が熱く叫んでいました。この場で市長に直接提案をさせ
て頂き、市長のご見解をお伺いいたします。

市として行う事業に予算がかからないことはないとは思いつつ、春日部市の日を
制定することにはメリットは多く、デメリットは少ないのではと思います。賢明
なる市長のご英断を仰ぎたくご意見をお伺いいたします。


5.住基カードの有効活用について
春日部市では住基カードの発行枚数はわずかに   枚にも満たない、対世帯数
比で  %、対人口比ではわずかに0. %と言ったところです。先駆の富山県
南砺市は発行枚数が対人口比で38.4%、北海道は長沼町は同じく32.5%、
宮崎県宮崎市では同じく19.4%であり、当市と比較すると雲泥の差がありま
す。市民の貴重な血税を投入したものでありますので、今まではともかくとして、
今後はしっかりとした展望があると思います。今後の普及策と活用策に関してお
伺いをいたします。


6.緑町地域に公園整備を
緑のない緑町と言う不名誉なキャッチコピーで過去幾度となく取り上げさせて頂
いております、緑町6丁目の放置自転車集積所のことであります。この放置自転
車の集積所を防災の見地からも含めて、地域住民に開放し、有効活用すべきとお
訴えを幾度となくさせて頂いておりますが、その後の検討はどうなったのでしょ
うか、どういう方向に向かっているのでしょうか、その進捗状況をお伺いして、
一回目の質問とさせていただきます。



2回目
1.乳幼児のショートステイ・一時預かり事業について
御答弁にもありましたが、保育所の一時預かりやファミリーサポートへの事前申
込みである程度の対応は可能となりますが、いずれにしても原則は日中に限ると
言う問題があります。これを補うのに、ファミリーサポートセンターがあります。
しかし、これは子育て中の人が、子育てを手伝える人に子どもを一時的に預かっ
てもらえるサービスであり、その利用料金は一時的な事を想定したものであり、
極めて高いものになっています。

例えば、港区の「みなとほっとルーム」、足立区、その他先進の自治体では1週
間を上限という制約はあるものの1日あたりはわずか3000円から3500円
程度です。これをファミリーサポートセンター方式で計算しますと平日月曜から
金曜日の7時から夜7時までの12時間で時間あたり700円だから8400円
になります。さらに夜間は時間あたり900円ですから、12時間で10800
円です。昼と夜を合わせると平日の1日だけで19200円となるわけです。さ
らに土日祝日の時間あたりでは昼間900円、夜間は1100円ですから、これ
を計算しますと1日あたり30000円。1週間では何と156000円。何か、
計算を間違えたのかという気がします。

以上の事からも是非公的機関の仕組みとして乳幼児のショートスティを作り上げ
て欲しいと思うところです。この件に関してはこの値段を含めてどのように考え
るのかをお尋ねしておきたいと思います。


2回目
2.救急医療の対策について
この件についてはとにかく市として全力を挙げて対応をお願いします。埼玉県に
働きかけたり、国へ働きかけたり出来る限りのことを早急に対策をして欲しいと
思うところです。これは今後の決意をお尋ねしておきたいと思います。


2回目
3.障害児支援策について
これにつきましては、とにかく現場の悩みに即したハートフルな対応をお願いし
ます。予算が許すのであれば、強いて言えば予算が許さなくても、言葉の教室や
病院などへの移動の際の費用利用料金などやって欲しい施策はいくらでもありま
す。しかし、全部を一度には無理だと思うからせめて直ぐにできるものからせめ
て直ぐにできそうな事はどんどんと側面支援を図って欲しいという保護者からの
要望であります。

どうしたら、かゆいところに手が届くような行政サービスになるのかなと。前向
きによくよくご検討を頂きたいと思います。直ぐにできることと時間がかかるこ
とがあるとは思いますが、まずは直ぐにできることを早急に取り組んで頂きたい
と思いますが、いかがでしょうか。


2回目
4.春日部市の日の制定を
この件については本年合併1年目を記念して導入すべきと提案をさせて頂くと共
に一刻も早い検討をして欲しいと思いつつ、具体的に青年達からの要望をお伝え
しておきたいと思います。

例えば、当日は、市の日記念イベントととして、青少年には映画館や公共施設の
無料開放などはいかがでしょうかと。そして、この財源には是非地元企業に限る
ことなく協賛する企業を募ったらいいのではないかと思うところです。ご見解を
伺っておきたいと思います。

 ☆加須市5月3日
 ☆相生市5月21日


2回目
5.住基カードの有効活用について
住基カードについては以前では、セキュリティの不安を抱く人もいたようですが、
今ではすっかり影を潜めているように思えます。

しかし、現実には合併を契機に春日部市ではこれとは別に市民カードを発行し、
住民票の交付や印鑑証明などが自動交付機により、土日を問わず手にすることが
できるというように、不思議な現象が起きています。住基カードというあるもの
を使わないで、わざわざ市民カードを発行するということは何故でしょうという
疑問が湧きます。住基カードは国の施策としても全国で通じるものだし、これの
活用がなされないまま、市民カードを発行するというのは摩訶不思議ですが、利
用する人も多いことですし、それはそれとして、問題は既に発行した住基カード
の普及と活用策をもっともっと真剣に検討しないといけないのではないかと言う
ことと、一段と加速させないといけないのではないかという点です。

児童の安全確認とか、図書カードとの兼用、市民カードとの兼用など先進の取り
組みをしている自治体を真似してでも、普及促進と早急に有効活用を図ることが
急務と思いますがその方向性についてお伺いします。

そして、住基カードの有効活用に大きく貢献できるのが住民票などの自動交付機
の利用促進であります。これは高齢化社会を迎えるにあたり、各地域の公民館に
設置を図るなど設置場所の拡大が上げられると思いますので、この自動交付機の
設置拡大についても早期に実現を図るべきでは求めつつ御答弁を求めます。


2回目
6−2 緑町に公園
1期目では2001年9月、2期目では2005年3月に取り上げてきておりま
すが、最近では同僚の五十嵐議員も取り上げているのがこの緑町に公園が欲しい
と言う切なる地域住民の声であります。只今の部長答弁ではなるべく早期に放置
自転車の嫁ぎ先を決めるようなことでございました。少しは前向きな御答弁かな
と思うところでありますが、最初に取り上げてから既に5年の経過ですから、そ
ろそろ、いくら何でも本腰を上げて欲しいと思うところであり、この緑町に公園
を設置しよう、地域住民に開放しようということがいつになったら出来るのか、
改めて市長にお伺いして、一般質問を終えたいと思います。