平成15年3月度 定例議会 一般質問

おはようございます。議席番号19番栗原信司です。
発言通告書に従い、今期最後の市政に対する一般質問を行わせて頂きます。

1.携帯電話の有効活用とデジタルデバイド対策
初めに、再三再四に亘り言い続けております、携帯電話の活用を含むデジタル
デバイド対策についてお伺いいたします。時代の流れに敏感であって欲しい、
市民の目線に立った行政であって欲しいと念願しつつお尋ねしてまいります。

特に昨今、春日部市を中心として1市3町の合併問題が静かに進んでおります。
この件については、先日、全員協議会が開かれました。ここでの内容について
はともかくですが、ただ、この席において江川政策部長や遠藤財政部長からの
答弁の際に、「詳細については『広報かすかべ』と『市のHP』上で情報を公
開してまいります、とか、今後の経過についてはHPで紹介します」等々、こ
れもまた再三に亘り説明がなされたところです。

しかしながら、いかんせん、現実には全市民の方がパソコンを持っているわけ
ではありません。又、一方では「広報かすかべ」は全所帯に届く部数を印刷し、
配布をしているといっても、受け身の情報のために、手にしない、見逃したと
いうウチに新しい「広報かすかべ」が手元に届くと言うことも多々あることで
す。

「広報かすかべ」は市役所を初めとする公民館などに配布されているようです
が、新しいものが出ると過去のものと交換となりますので目にすることはなく
なってしまいます。そう言う意味では過去の広報紙を簡単に呼び出すことが出
来て見ることが出来るHP上での情報公開は極めて効果が高いと思われます。
そう言う意味でも、もっともっとパソコンを通じてネットに親しめる環境作り
に力を注いで欲しいと、市民の皆さんからの要望があります。

特に来月以降は、合併協議会が設置され、いよいよ合併問題が大きく動き出す
ことにもなります。
つまりは、この合併協議会を1つの起爆剤とし、これを契機に地域の公民館を
初めとする各公共施設、小中学校や場合によっては地域の郵便局などに相談を
持ちかけるなどして、身近に手軽にHPを見ることが出来るようにするべきで
はないかと思います。
この件について、どのように手を打たれたのか、手を打つつもりなのかお尋ね
します。

関連して、携帯電話の有効活用に関する市としての取り組みについてお伺いし
ます。
以前は携帯電話は若者を中心に普及しておりましたが、現在では、ほとんどの
かたがお持ちになりつつあるのではないでしょうか。

そこで、この携帯電話の有効活用を図ることは極めて大事なことだと思います。
先の合併協議会の情報公開にしても、各種の市の情報公開にしても、広報誌に
載せていますと言っても、単に情報を広報誌に載せるだけ、とかHPに公開す
るだけではどうしても見逃すとか、見なかったとか言うことになることも多々
あります。

そこで、パソコンを通じてネットに親しめる環境づくりと共に、携帯電話での
メルマガ発刊を望みます。希望者にはあらかじめ登録してもらい、市からの情
報を能動的、積極的に流す形を取って頂きたいと思います。この点についても
過去に提案をさせて頂いているところですがその後の取り組みについてお伺い
を致します。

更に関連することですが、特に大事な点はこの点については今までにも2回ほ
ど取り上げましたが災害弱者いわゆる障害を持った方などに対する緊急時の連
絡体制についてであります。

阪神大震災の時はあまりにも突然だったかも知れませんが、その直後に起きた
東海村の原発事故の際にも、結局の処は阪神大震災の教訓が生かされなかった
ことがあります。

この問題について春日部はどうするつもりかと一般質問で取り上げてきたので
すが、個人のプライバシーと言う問題があり対応が難しいと言う答弁でした。
そこで、いろいろと考えてきたのですが、こういう災害時の問題においても携
帯電話で災害情報を流すということは有効な手段になると思いますがいかがで
しょうか。

メルマガと同様に災害弱者となりうる方々には予め登録をしておきいざという
ときには一斉に情報をメール形式を含めて流すことが有効ではないかと思うの
ですが、いかがでしょうか。改めてお伺いを致します。

2回目携帯電話
御答弁有難うございます。
しっかりと検討して欲しいし、実現して欲しいことを要望させて頂きます。
しかし、要望する数が多いので、すべての要望に答えなくても結構ですがもし、
これは出来そうだと言うのがあれば、是非前向きに御答弁をお願いします。

@初めに携帯電話による図書の貸出予約サービス
 図書館の蔵書検索や図書の貸出予約のほか、ご自分の予約状況や貸出状況の
 確認、予約の取り消しや返却期限の延長などのサービス

A地域情報・道路情報:ケータイからバスの運行の位置情報を可能に出来ない
 ものでしょうか。(東京都が計画)

B運転者が道路の状態(渋滞情報・工事による通行止めの情報・積雪情報など)
 を確認できる仕組みは出来ないものでしょうか。(北海道開発局)

C休日・夜間営業中の医療機関:これは現在もHPにて検索できるようですが、
 近隣他の市町村を含めることは出来ないものでしょうか。(東京都など)

D観光スポット案内:GPSケータイを持つ観光客へのガイドは出来ないもので
 しょうか。

Eキャリア各社の公式コンテンツ・・埼玉県では川越市と戸田市のみが実施し
 ているものですがアドレスを知らなくても携帯電話のメニューから直接自治
 体のHPにいける仕組みについて取り組みをお願いしたいのですがいかがで
 しょうか。

F公共施設予約サービス:一部スタートをしたようですが、インターネット上
 で、体育施設や公民館の空き状況を検索したり、仮予約をすることはできな
 いものでしょうか。特に家庭のパソコンや携帯電話からの利用が出来るとい
 いのですがいかがでしょうか。

Gパブリックコメント制の導入について:これも再三要望を言い続けているも
 のですが携帯メールでの意見の募集についても検討して欲しいものです。

H災害弱者対策として障害を持った方々などを中心に避難場所などを地区別な
 どで紹介できるようにすること、これは是非実現して欲しいのでお答えをお
 願いします。

Iゴミニュケーションカレンダーの携帯版カレンダーを希望しますがいかがで
 しょうか。

J防災無線の放送の内容をメルマガ形式で情報を流す、これも又大事なことで
 すのでお答えをお願いします。


2.一ノ割駅の利便性向上への取り組みについて
一ノ割駅をご利用する方、特に西口方面からご利用なさる方のご要望について
取り上げさせて頂きます。

毎日毎日、利用する一ノ割駅ですが、市内の他の駅では踏切を挟んで改札口が
二カ所あったり、又は橋上駅としてエスカレーターがついていたり、八木崎駅
にも先週から運用開始されましたエレベーターがあったりとこういう事ですが、
一ノ割駅だけは未だに何の手だてもないのが実情です。

強いて言えば、執行部の皆様もよくご存知のように、車が通ると人や自転車が
通れないような狭い踏切と、そして自転車の通れない急な角度のついた小さな
地下道があるだけであり、不憫の極みであります。そこで、地域住民からはお
隣の武里駅や千間台駅、豊春駅のようにして欲しいと、改善を求める声が日増
しに強くなっています。これがダメならせめて車いすの方でも安全に踏切が通
れるようするか、又は、東西の行き来がしやすいように踏切の改良をしてほし
いと。

これがダメならせめて現存の地下道を改良し自転車などが通れるようなものに
改善してほしいということです。

今後ますます急加速化する高齢化時代を前に、障害を持った方や足腰が弱った
高齢者の方々が安全に暮らせる町づくりを早急に進めて欲しいとの強い要望を
お酌み取り下さい。この点についての市の対策についてお伺いします。


2回目 一ノ割駅問題
この件は毎年のように幾多の先輩議員からも要望がなされているところと思い
ます。昨年12月にも質問があったところです。

一ノ割駅を利用する方にとって一ノ割駅の西口改札の設置は悲願のようなもの
があります。
橋上駅にするなり、自転車置き場を移動して改札口を開設するなり何とかなら
ないものでしょうか。改めてお伺いします。

実際、もうこれ以上、市民を悲しませないで欲しいと思うところであります。
既にひたひたと押し寄せてくる高齢化時代に備えるためにも、体のご不自由な
方にも安心して東西の行き来が出来るような対策や将来の見通しについてお伺
いします。

あの踏切を通る度に今にも悲しい事故が起きそうですので、事故を未然に防ぐ
対策についてお伺いします。


3.春日部駅にエスカレーター又はエレベーターを
一ノ割駅と同様に春日部駅を利用する多くの市民の方にとっては西口にもエス
カレーターを含むエレベーターを設置して欲しいという強い要望があります。

駅の高架化に向けて動いているのは勿論承知をするところでありますが、いか
んせんこれの完成はまだまだ10年も、20年も先のことであります。

先ほども述べましたが、高齢化社会を迎える中で暫定的にでもエレベーターを
早急に設置して市民サービスの向上に努めて頂きたいと思いますがこの点につ
いてお伺いします。

これが出来ないのであれば、せめて西口と東口を連絡するバス又はこれに準じ
たものの運行も視野に入れるべきと思いますがいかがでしょうか。


2回目
春日部駅西口にもエスカレーターやエレベーターを設置して欲しいとの問題に
ついて
平成16年には国体が開催されます。市政50周年の佳節も迎えます。ここ春
日部にも全国からの選手団やその関係者が訪れるわけですし、その中には大勢
の車いすを利用したりといった方々の参加も考えられるわけです。まさか、国
体開催地の駅で車いすの利用が出来ないなどとは誰も考えないことと思うもの
です。

又、平成16年度には野田線も複線化の事業が完了するわけですので、これら
の事業と関連させることで西口にエレベーターの設置をできるようにはならな
いものでしょうか。改めてお伺いいたします。

又、バスの運行は出来ない相談ではないと思います。特に赤字覚悟でやるべき
と言うことではなくて採算を取れる方向で検討する価値はあるのではないかと
言うことですがいかがでしょうか。

東口にはエスカレーターがついているのでこれを利用できる方向にするべきと
思います。

しかし本来は足腰のご不自由な方にとっては上りも下りも同じように辛いもの
があります。エスカレーターと共に是非エレベーターの設置を希望します。


4. 教育ボランティア団体の情報交換窓口の設置について
最後に教育関係に力を注いでいらっしゃる方々からの要望ですが、各団体、各
サークル活動を行っている方々の日頃の活動の除法股間をすることが出来るよ
うな相談窓口はないものでしょうか。

今議会で教育相談センターの設置条例が議案提出されたところですが、先日の
質疑ではうまく表現が出来ずに意志の通った答弁を頂けなかったので深く反省
し、改めてここでお尋ねします。

実は既に皆様もご案内の通り、市内と言うか市内に限らず、様々な方々が不登
校児への対策の問題についてとか、いじめの解決についてとか、障害を持つ児
童生徒さんの親御さんたちの問題を解決するためというように様々な教育環境
を求める団体がボランティアとして、こうした活動をしているわけですがこの
方々はすべて手弁当で頑張ってくれています。

そこで、この方たちが持つ情報を交換できる場を提供するためにも相談窓口を
設置できないものか、または行政として取り組みを支援するための窓口は出来
ないものか、お尋ねします。


2回目 教育関係
これも又再三ご指摘をさせて頂くところですが、縦割り行政の持つ弊害という
のか長所も短所も見受けられます。よく言えば、専門分野に適材適所の配置も
可能かなと言うことにもなるし、しかし又反面、業務上のなせる技か、隣の芝
生はよく見えるどころか全然見えないと言うようなことも多いようです。ボラ
ンティア団体の中心者のかたが相談に訪れた際に簡単に言えばどこに行けばい
いのかわからないと情報1つもらうにしてもたらい回しになると言うことは良
くある話です。

そこで、こういった方々のために相談窓口として今回条例化された相談センタ
ーがその機能を果たせるものなのか、個別の相談センターにも思えるのですが、
改めて確認させて頂きたいと思います。

そして又、草加市では市内で活動する各種約800サークルを紹介するための
ガイドブックを発行したとありました。ここでは芸術・文化・家庭生活・趣味
・娯楽・などの主な活動場所や活動時間を載せ、希望者に配布し有効に活用と
しているようです。

春日部でも各ボランティア団体を順次登録し、これを行政が管理すると言うの
ではなくて、各団体の方々が情報を集めたいときに言うときに情報を提供でき
る場、相談窓口が欲しいという要望があるので、この点も含めてご回答をお願
いします。