平成14年度
春日部市予算編成並びに施策に関する要望書

 夢と期待をのせて船出しました新世紀、長引く不況、リストラ、企業倒産で
失業者は350万人にも達する現状です。
 前森政権から現在の小泉政権となり、国民の期待も多く、80%を越えるもので
あります。
 我が公明党は、自民党小泉総裁とも、保守党と合わせて三党の政策合意のもと、
連立政権による日本国民のための政治を行っております。
 公明党は本年6月、今後における党の政策方針を発表しました。
 それは、
 1.2年以内に100万人の雇用創出を図ります。
 2.社会の教育力向上を図ります。
 3.健やかな出産と生育を図ります。
 4.健やかな子育て、仕事と子育ての両立を図ります。
 5.働く女性、働きたい女性を応援します。
 6.安心と活力の高齢社会を目指します。
 7.「共生社会」の実現を目指します。
 8.文化芸術立国・日本を目指します。
 9.都市の循環型社会を目指します。
 10.2025年までにクリーンエネルギー20%を目指します。
 11.希望と活力あふれる日本農業の再生を目指します。
 12.「アレルギーフリー社会」の構築を目指します。
 13.ウィルス性肝炎対策の充実を目指します。
 14.選択的夫婦別姓制度の導入を図ります。
 このように全国的な取り組み内容でありますので、当市春日部市に多大な政策
効果につながるものばかりではありませんが、政策推進の基本になるものと思っ
ております。
 第4次総合計画推進のスタートの年にあたり、いろいろな問題や予期せぬ出来
事が現れるものです。全世界の人々が、9月11日アメリカで起こったテロ行為に
対し、テロの根絶をめざし、行動を展開しているものと理解しますが、あまりに
も大きな毎日の惨状に心が穏やかでいられないところであります。
 しかしながら、現実に私共の行動は、市民要望に全力で答えることにあります。
 ここに前年と同様、公明党市議団の総意とし、施策要望書を提出致します。市
長はじめ全職員の市民奉仕への精進と努力を願い,14年度施策の推進並びに予算
編成にあたられますよう強く願うものであります。 

 平成13年10月12日
                     春日部市議会公明党議員団
                      団 長   菅 原  武
 春日部市長
  三枝 安茂 殿


T.行財政改革について

1 事務事業の見直しを図ること。
2 人事システムの見直し(女性幹部職員の育成並びに登用の推進)を図る
  こと。
3 住宅相談窓口の充実促進をすること。
4 土地開発公社、学校開発公社及び福祉公社の監査制度を検討すること。
5 土地開発公社所有地の早期有効利用(貸し農園等)及び所有地の公表と
  売却を図ること。
6 入札制度の抜本的見直しをすること(予定価格等の入札事前公表の為に
  透明性と競争性の確保をすること)。
7 公共工事費の削減計画の策定を図ること。
8 広域行政の推進を図ること。
9 業務核都市・彩の国中核都市にふさわしい政策の導入を図ること。
10 市民カードシステムの導入に向け、調査、研究をすること。
11 グローバルスタンダード制度の導入を図ること。
    (環境ISO14001認証制度等も含む)
12 環境会計制度の調査研究を推進すること(水道企業会計)。
13 行財政評価システムの導入を図ること。
14 PFI制度の導入に向け検討を図ること。


U.福祉・医療・保険対策について

1 高齢者及び障害者の住環境整備の充実を図ること。
2 グループホーム(高齢者・障害者)の建設促進を図ること。
3 特別養護老人ホームの増設を図ること。
4 第三次授産センターの建設を図ること。
5 シルバー人材センターの充実強化を図ること。
6 児童館・児童センター建設の促進を図ること。
7 放課後児童クラブの充実強化を図ること。
8 障害者対策の充実強化を推進すること。
8−1 介助犬の養成に対する補助金制度の導入を図ること。
8−2 要約筆記者の養成を図ること。
8−3 視覚障害者に対する住宅改善費用の援助を図ること。
9 市立病院の整備及び経営立て直しを図ること。
9−1 市立病院の整備を促進すること。
9−2 市立病院の経営立て直しを図ること。
9−3 脳ドック検診の充実・強化を図ること。
10 保健衛生センターの建設を図ること。
11 訪問歯科診療制度の充実を図ること。
12 介護保険制度の充実を図ること。
12−1 介護相談窓口の設置を図ること。
12−2 介護ベッドの貸出制度を作ること。
12−3 低所得者対策を図ること。
12−4 介護保険課を本庁舎内に移動すること。
13 福祉の総合相談窓口の設置を図ること。
14 O−157・その他予防対策を図ること。
15 音楽療法の導入を推進すること。
16 園芸療法の導入を図ること。
17 動物介護療法の導入を図ること。
18 福祉タクシー券、ガソリン券の充実強化を図ること。
19 徘徊老人対策(PHS機器等の導入、利用促進)を図ること。
20 アレルギー性疾患の対策を図ること。
21 難病指定患者への支援対策を図ること。
22 脊柱側弯症の検査の充実を図ること。
23 少子化対策を図ること。
23−1 保育所待機児童ゼロの整備を図ること。
23−2 緊急一時保育、延長保育、休日保育、夜間保育などの時間外保育の
    充実を図ること。
23−3 病後時一時預かりの整備を図ること。
23−4 ファミリーサポートセンター制度の導入を図ること。
23−5 乳児聴力障害の早期発見のための促進を図ること。
23−6 乳幼児医療費無料化の拡大と窓口手続きの簡素化を図ること。
24 SIDS対策を推進すること。
25 健康維持のため、予防としての対策を充実・強化すること。
25−1 脳ドッグの導入を図ること。
25−2 (仮称)健康増進ロードを設置し、健康・増進に役立てること。
25−3 老人クラブの加入啓蒙活動を促進すること。
25−4 高齢者に対する聴力検査の実施を図ること。
26 高齢者世帯への宅配弁当の充実強化を図ること。


V.教育文化政策とスポーツ振興について

1 小中学校などの公共施設の利用促進を図ること。
1−1 空き教室の利用促進を図ること。
1−2 体育館・音楽室などの利用促進を図ること。
1−3 学校図書室の一般開放を行うこと。
2 地区図書館の建設促進と学校図書室の充実を図ること。
2−1 ブックスタートの実施を図ること。
2−2 貸出図書の確認、蔵書図書の一覧、貸出予約等がオンラインで出来
    るようにすること。
2−3 蔵書(良書)を増やすこと。
3 豊野地区余熱利用温水プール施設の建設促進を図ること。
4 スポーツ施策の充実を図ること。
5 いじめ・不登校生(児)の対策を強化すること。
6 学校給食の安全対策を推進すること。
6−1 地場農産物の利用を図ること。
7 オープンスペース・スクール制度の導入を図ること。
8 子ども議会・女性議会の開催を図ること。
9 生涯学習の推進と充実を図ること。
10 25人学級の推進を図ること。
11 学区制の見直しを図ること。
12 「教育の日」の制定を推進すること。
13 さわやか相談室の充実強化を図ること。
14 文化・芸術の促進を図ること。
14−1 文化振興計画の策定を図ること。
14−2 文化・芸術活動に関する教育現場への取り組みを図ること。
15 明るい、快適な学校トイレの改修・整備をすること。


W.生活環境について

1 総合治水対策を充実すること。
2 雨水利用対策を推進すること。
3 地震対策の強化を図ること。
4 地域防災の充実強化を図ること。(災害弱者の対策強化)
5 一定所得以下の高齢者、障害者、母子家庭等を対象とする特別家賃補助
  制度を導入すること。
6 借り上げ方式による家賃補助制度の導入を図ること。
7 緑の倍増と公園の整備促進を図ること。
8 平家ボタル飼育及び環境整備を図ること。
9 環境ホルモン対策を図ること。
10 ダイオキシン対策の強化を図ること。
11 太陽光などクリーンエネルギーを利用した発電等の調査・研究を図るこ
  と。
12 一般廃棄物処理計画の見直し(特にプラスチック類処理技術の確立)を
  図ること。
13 鉄道の高架事業を推進し、東西交通の分断化を解消すること。
14 道路環境の整備促進を図ること。
14−1 交通道路計画の推進を図ること。
14−2 通学路の総点検の実施をすること。
14−3 側溝整備を促進すること。
15 交通網の整備促進を図ること。
15−1 公共施設間バスの導入を図ること。
15−2 地域タクシーの導入を図ること。
15−3 循環バスの導入・路線バスの拡充を図ること。
15−3−1 豊野赤沼方面
15−3−2 内牧方面
15−3−3 豊町方面
15−3−4 みどり住宅方面
16 交通事故防止事業の充実を図ること(死亡0目標)。
16−1 自転車事故防止対策(高齢者・未就学児)を図ること。
16−2 自転車を乗るための練習が出来るような広場を作ること。
17 橋梁整備計画を図ること(仮称 第2藤塚橋、銚子口橋)。
18 会の堀川に架かる全ての橋の整備・拡幅を図ること。
19 交通バリアフリーの整備促進を図ること。
20 ベンチのある街づくりを推進すること。
21 ドッグランの設置を図ること。
22 動物愛護条例の制定を図ること。
23 公園に時計の設置を促進すること。
24 犬・猫の糞の放置に対する対策を図ること。


X.産業の活性化について

1 商店街空き店舗の活用の推進を図ること。
2 地域地場産業の育成を図ること。
3 都市型農業の推進を図ること。
4 不況対策融資の拡充、景気浮揚策・雇用対策を図ること。
5 文化財や歴史的に価値のあるものの保護を強化すること。


Y.人権(児童・男女・国籍等)問題について

1 男女共同参画社会の実現を図ること。
2 男女共同参画社会都市宣言の制定を図ること。
3 女性の地位向上対策の充実を図ること。
4 DV対策を推進すること。
5 女性消防士の育成を図ること。
6 人権教育の推進を図ること。
7 永住外国人への地方選挙権付与制度の導入を推進すること。
8 児童虐待防止対策を強化(メール・電話相談コーナーの設置)をするこ
  と。


Z.IT革命・電子自治行政に関連する対策について

1 公共施設間情報ネットワーク化を図ること。
1−1 公共機関でのインターネット接続、利用を促進すること。
1−2 家庭でのパソコンから施設利用の申請が出来るようにすること。
2 インターネット教育の充実促進を図ること。
3 コンビニを活用した行政サービスを実施すること。
4 携帯電話を活用した情報網を整備すること。
4−1 携帯電話用のホームページを作成すること。
4−1−1 DV・児童虐待等各種相談窓口の案内
4−1−2 緊急連絡先アドレス・庁舎内電話番号の案内
4−1−3 公共施設の空き情報
4−1−4 交通機関の時刻表
4−1−5 祝祭日・休日夜間の病院情報
4−1−6 光化学スモッグ情報
4−1−7 災害時の避難誘導経路情報
4−1−8 火災情報
4−1−9 犯罪情報
4−1−10 災害情報
4−2 携帯電話によるメルマガを発信すること。
5 庁内LANの活用を図ること。
5−1 各課にHPを開設させること。
5−2 市長をはじめ全職員に電子メールアドレスを設定すること。
5−3 市民からのメールでの相談等に即時に回答できるようにすること。
6 情報弱者対策を図ること。
6−1 公共施設に端末機を設置すること。
6−2 IT講習会の継続実施を図ること。
7 全ての公共施設でインターネットが利用できるようにすること。
8 障害者を含む情報弱者の解消に研修会を充実させること。
9 庁内のペーパーレス化を促進すること。
10 CATV網の導入促進を図ること。
11 光ファイバー網の導入促進を図ること。
12 電子掲示板をホームページ上に設置すること。
13 小中学校のパソコン教室にボランティアを助手として配置すること。